さぁ、やってきました!富山遠征!
とはいえ、コロナ禍でなかなか外出が厳しい現在。
さらには、りなりなは高校生、ゆたゆたは中学生。もう夏休みであっても遊んでばかりはいられない。
そんな中ではありますが、家族それぞれある予定の合間を縫って、なんとか行ってきましたよ。
そんな今回、富山での釣りを最も楽しみにしていたのが、中学生になったうちの暴君ゆたゆた。
前回体験したホタルイカパターンの釣りがかなり楽しかったようで、今回もかなり楽しみにしていた。
【今年のホタルイカパターン記事】
富山県に入った頃には、ところどころ大雨や雷。
雷は夜になっても光ってはいたが、すでに雲は遠くにあり、雷が落ちる心配はなさそうではあったが、安全を見越してすぐに車内へ逃げ込めるよう、海の近くに車を置ける場所を選択。
前半戦は小キジハタ,カサゴのみ
まずは夕食を摂った後、すぐに移動して釣りを開始。
波やうねりはほとんどなく、非常に穏やか。
ほどよく風があって、昼の暑さとはちがい、とても快適。
まずは、今回の二人の戦略。
今回はミドルゲームと銘打って、キジハタをはじめとした根魚を中心に、スズキ,クロダイと幅広く狙っていこうかと考えた。
ゆたゆたは、デコイのボトムドライブ10gに、INX.labelのスワールテールシャッドXG(2.8インチ)を中心とした、キジハタ狙い。
【タックルデータ(ゆたゆた)】
・ロッド: フラットフィッシュプログラム ラフサーフ88(ノリーズ)
・リール: ’19セルテートLT3000XH(ダイワ)
・PEライン: アーマードF+プロ ロックフィッシュ(デュエル) 1.0号
・リーダー: シーガーFXR船(クレハ) 4号
対してこの不肖ゆたりなは、MJリグを中心に、ゆたゆたでは攻めきれなかった竿抜けポイントを攻めていく。
【タックルデータ(ゆたりな)】
・ロッド: フラットフィッシュプログラム ラフサーフ88カスタム(ノリーズ)
・リール: ’17ツインパワーXD4000XG(シマノ)
・PEライン: アーマードF+プロ ロックフィッシュ(デュエル) 1.5号
・リーダー: シーガーFXR船(クレハ) 5号
このあたりのいちばん深い場所から攻め、徐々に浅い場所へ、ゆたゆたを先頭にランガンしていくといった算段。
すると、早いうちから反応が。
この不肖ゆたりなに、小さいキジハタとカサゴが連続ヒット。
その後もキジハタが連発するが、サイズが小さいどころか、10センチなんてのも掛かるくらい。
一方のゆたゆたにはアタリすらなかったので、リグを含めたタックル交換して攻めてもみたが、逆にそれでもこちらが釣れてしまうくらいで、ゆたゆたにはアタリなし。
ゆたゆたにキャストのコツを教えつつ釣りを続けたものの、それ以降は両者ともアタリすら出なくなった。
これまでの経験上、朝マヅメの明るくなる直前にヒットが集中するので、ここは無理に夜通しやらずに22時でストップ・フィッシング。
朝マヅメ狙いで勝負することに。
朝マヅメ狙いの後半戦へ
すぐに睡眠をとり、翌朝3時から釣りを再開。
ゆたゆたはまだ釣れてないので、引き続き根魚中心狙いのボトムドライブ+スワールテールシャッドXGでの攻めを継続。
自分は小さいながらもキジハタは釣れたので、試したかったルアーで攻めてみることに。
それは、極細ミノーを使った「サヨリパターン」の釣り。
サヨリパターンのシーズンは一般的に秋のようだが、富山ではこの時期でもチョロチョロと見られる。
ただし、サイズは10センチ未満と小さく、よくサヨリパターンで聞かれるようなスズキのボイルが出るほどではない。
数年前にアオリイカの新子パターンとしていたズィークイッドによる釣果があったが、
もしかしたら「実際はサヨリを意識していたのかも」ということで、今回試してみたいと入手したルアーがこちら。
アピアのエイチベイト。
サイズは140mm,重量は14gと、ミドルゲームとしてもちょうど良いサイズ感。
じっさいにキャストしても、すごい飛ぶわけではないものの、ブレることなくキレイに飛んでいく。
スローで引いてもほとんど泳がないが、これがどう効いてくるか?
・・・
ズィークイッドを使って攻めたように、キャスト後にゆーっくりリトリーブからの、ストップ&ゴー。これを繰り返す。
しばらくアタリなしが続いたが、ようやく待望のアタリが! ∑(゚Д゚)
よっしゃ!重量感からして60センチくらいのスズキ!
・・・と思ったら、外れた・・・残念ながらフッキングならず。
このままエイチベイトを使い続けてもヒットに持ち込めそうな気がしないでもないが、実際のベイトサイズよりもかなり大きいだけに、もうちょっと別の攻め方をしたほうが良いかな〜。
これまでと違い、大きめの魚がヒット!
まだゆたゆたが釣れてないこともあり、ここは軌道修正してゆたゆたと同様、ボトムドライブ10gにスワールテールシャッドXGに切り替えて攻めていく。
これなら、サイズ的にもサヨリと同じくらいのサイズ。
ゴロタでウィードが多く、水深2メートルほどの浅い場所なので、フルキャストした先でキャストしたらすぐにロッドを立て気味にしてのスローリトリーブ。
浅い場所なので、着底を意識せずとも根魚からスズキまで狙えるかなと。
リグの重量にしては太い(1.5号)PEラインを使っていたが、適度に浮力があって、けっこう根掛かりしづらい。
たとえ根掛かりしたとしても、フックを伸ばして回収できるし、飛距離も意外と出せているので、特に細糸を選択する必要もないかなと。
・・・
これで攻めていると、ポツポツとキジハタが釣れた。ただし、サイズは20センチ以下と極小のものばかり。
しばらくゆたゆたにキャストのアドバイスをしながら続けていると、突然引ったくるようなアタリ! ∑(゚Д゚)
おっ、これはサイズが良い!良型のキジハタか?
・・・いや、キジハタの引きではなさそう。
かといって、スズキでもなさそう。エラ洗いもしないし。なんだろ?
PEも1.5号なので、強引にやりとりできる。
そのままの勢いで抜きあげてみると、これは・・・
なんと、予想外のクロダイ。サイズは37センチ。
くちびるにガッチリとフッキング。
西湘サーフではなかなかお目にかかれないので、サイズにかかわらず、ルアーでクロダイが釣れたことじたいが嬉しい。
それと同時に、ゆたゆたも念願のキジハタをゲット。
ゆたゆたにとって初めてのキジハタ。
サイズは20センチちょいだが、サイズに似合わない引きの強さに、ゆたゆたも大満足。
魚のサイズは小さいものの、海の中の活性は間違いなく高い。
今こそ、チャンス!
ゆたゆたにも大きめの魚がヒット!
その後はランガンするたびにキジハタが釣れるものの、やはりサイズは小さいものばかり。
小さいキジハタにマンネリ化していたところ、ゆたゆたにヒット! ∑(゚Д゚)
「おとうさん、大きいかも!」(ゆたゆた)
ゆたゆた自らがやりとりし、抜き上げた獲物は・・・
なんと27センチ、良型のカサゴ!
親であるこの不肖ゆたりなも、伊豆では最大32センチを釣ったことはあるが、富山では小さいサイズが多く、このサイズのカサゴは釣れた試しがない。
やはり一発を狙える素質があるのか、息子のゆたゆたよ。
その後も、2人してキジハタは釣れるが、相変わらず小さいサイズばかり。
小型のシンキングペンシル等、いろんなルアーを試してみるが、徐々にアタリが少なくなる。
夜が明け、その後はこれまでたくさんあった小さいキジハタのアタリすら遠のいてきたため、6時にストップ・フィッシング。
【タックルデータ】
(ゆたゆた)
・ロッド: フラットフィッシュプログラム ラフサーフ88(ノリーズ)
・リール: ’19セルテートLT3000XH(ダイワ)
・PEライン: アーマードF+プロ ロックフィッシュ(デュエル) 1.0号
・リーダー: シーガーFXR船(クレハ) 4号
(ゆたりな)
・ロッド: フラットフィッシュプログラム ラフサーフ88カスタム(ノリーズ)
・リール: ’17ツインパワーXD4000XG(シマノ)
・PEライン: アーマードF+プロ ロックフィッシュ(デュエル) 1.5号
・リーダー: シーガーFXR船(クレハ) 5号
まとめ
今回の富山でのミドルゲーム釣行。
今回は水深が浅く、ウィードが多いゴロタ場だったので、特にレンジを気にせずとも根魚からスズキまで幅広く狙うことができた。
リグも10〜15g程度。このくらいが飛距離も出せて、根掛かりを適度に回避するのにはちょうど良かったのかなと。
個人的には、ホタルイカパターンの釣りもミドルゲームの範疇にあると思っているので、そう考えると富山はミドルゲームが最も適している釣り場と言えるかな。
そして肝心の釣果は、サイズには恵まれなかったものの、コンディションも良好で数釣りが楽しめた。
ゆたゆたが釣りをするのには絶好の条件だったので、良しとしましょう。
前回のホタルイカパターンの釣りではティップ絡みが頻発していたが、今回はティップ絡みを含めたライントラブルはゼロ。
初心者がPEラインを使ってこれだけトラブルなく釣りできるんだから、もう基礎は大丈夫だね。
そして、今回使用したジグヘッドリグのボトムドライブとスワールテールシャッドXD。
コロナ禍というのもあって、以前に購入してからずっと使えずじまいだったが、使ってみるとこれは良いね。
サイズ感もちょうどいいし、太糸を使っても十分飛距離を出せる。
スワールテールシャッドXGはとても良く釣れて良いワームなんだけど、キジハタに2.8インチのワームは魚のサイズ関係なく釣れちゃうからね。
良型のキジハタ狙うんだったら、この上のサイズを使用した方が良いかな。
またこれについては、別途記事にしてみようかな。
・・・
今回の富山での釣りは、諸事情により、この1回きり。
途中でやめたエイチベイトによるサヨリパターンの釣りの他にも、まだまだ試したいことはあったが、まぁいつでもできるしね。
小田原に戻ればまだ暑い日は続くものの、秋になったら釣れる魚種も多くなり、まだまだ楽しめる。
そう、例の「エギトライブ・プロジェクト」の遂行もあるしね。
さぁこれからは、ご近所サーフでガンガン攻めていきましょう!
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