【ラフサーフ88の再インプレ】使い続けて分かる楽しい使用感

タックル

今年は夏のダメダメが一転、最近は大きな釣果ではないが、現場に行けばそれなりに釣果は出せているといった印象がある。

この調子で大きな成果を出すことができるか?


さて今回は、先日の記事でもちょろっと述べていたが、購入してから1年以上使ってきた’15ラフサーフ88の再インプレッション。

特にほぼ同時期に購入したワイルドコンタクト1000と交互に使用しているため、比較して使い続けていると見えてくるところもある。

それぞれが似通ったタイプのロッドではないので、違いが結構明確に分かるのよね。

そんな自分の使用感を中心に、ラフサーフ88について述べていきたい。

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「軽い」使用感

まずはとにかく、「使用感が軽い」という一言。

ここでポイントなのが、単に重量が「軽い」のではなく、「使用感が」を付けたという点。

確かに、138gと物理的にも軽いのだが、それ以上に感じるのが使用感の軽さ。

8.8フィートという長さによるバランスの良さが生み出しているのだと思う。

レアニウムのように重量の軽いリールでも、ツインパワーのように比較的ガッチリとした重量のあるリールでも、使用感はそんなに変わることはない。

先重り感を感じないので、手返しよくバシバシ投げることができる。

したがって、長時間のランガン主体の釣りに向いている。一日中振っていても疲労感が少ない。

キャストが気持ちいい

ラフサーフ88は、非常にキャストしやすい。どんな投げ方をしても、誰でもキャストが決まりやすい。

しかも、ショートロッドだからといって飛距離が出ないかというと、そんなことはない。

8.8フィートだからといって、みなさんが思っているほど飛距離が出ていないことはない。

「ショートロッドは飛距離が出ない」という思いこみさえ持たずに使っていただければ、よく分かると思う。

キャストしやすい上に、飛距離もそれなりに出るのだ。

特にロングロッドで全体的に張りが強いワイルドコンタクト1000と比較すると、ラフサーフ88の投げやすさが明確に分かる。

ワイルドコンタクト1000はラフサーフよりも張りが強い分、キャスト時のリリースポイントが狭いため、慣れないとキャストミスを起こしやすい。

垂らしを長めにしてバット部分をしっかり曲げて投げるペンデュラムキャストが向いているのが、ワイルドコンタクト1000。

一方のラフサーフ88は、張りが強いことは強いが比較的曲がるため、どんなルアーウェイトのルアーでもキャスト時のリリースポイントが広く、誰でも投げやすいと思う。

ペンデュラムキャストはもちろんのこと、バックスペースがあまり取れないような場所でペンデュラムキャストができないような場合では、垂らしを短くしたキャストでも、安定して投げることができる。

ロッドアクションをバシバシ入れても疲れない

軽いリールはもちろんのこと、オレが使用しているツインパワーXD4000XGのような比較的重い部類のリールでも、手元部分が支点となるため、ロッド操作がしやすい。

30〜40グラムのジグでも、手首を使ってバシバシしゃくっても全然疲れない。ラフサーフ88だと、ロッドアクションをバシバシと入れることができる。

ワイルドコンタクト1000の場合、ロングロッドゆえに先重り感が大きいため、細かなロッドアクションなどを入れようとすると疲れが早く出る。

少ないロッドアクションで、ロッドの反発力を利用してジグを跳ね上げるようなショアスローの釣りには向いているのだが。

とにかく、バシバシとロッドアクションを入れるのが好きな人には、このラフサーフ88は向いていると思う。

ミノーを使用しても、ティップや手元に動きが伝わりやすい

ラフサーフ88というとワームを中心とした釣りのイメージがあるが、ミノーを使用した釣りにも最適だと思う。

実際にラフサーフ88でミノーを扱ってみると、ティップや手元にルアーの動きが伝わりやすいため、意外にもナイトゲームでの使用にも向いていると思う。

ナイトゲームという言葉が出たのでついでに言ってしまうと、ティップ側の独自のガイドセッティングが功を奏して、ラインのティップ絡みが起こりにくいのも、ナイトゲームに向いているという所以。
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魚を掛けたら楽しいが、決してのされない

そしてこのラフサーフ88を使用して実感するのが、魚を掛けた時の楽しさ。


小さいアタリを感知しやすいだけでなく、ガツンと掛けた後のやりとりもロッド全体がガッチリ曲がるため、手元まで伝わる「魚とやりとりしている感」を感じやすくて、非常に楽しい。


しかし、ロッド全体が曲がるが、決してのされているわけではない。

これこそ「粘り」というべきなのかな。グラス素材の含有率が他のロッドと比べても高いのは、それ故なのかもしれない。

普段からそんなに釣れないご近所サーフなんて、でかい魚が掛かるなんて稀。アベレージサイズの魚でも引きを楽しめるくらいがちょうど良い。

まぁ、仮にご近所サーフででかい魚が掛かったとしても、そんなに大きな障害物などないから、ドラグ調整して多少時間をかければ、大体のものは獲れると思う。

まぁ、この不肖ゆたりなに、そんなデカい魚を掛けるほどの運は持ち合わせていませんしね。

そんだったら、魚と出会える少ないチャンスをきっちりと楽しめる方が優先すべきだと思うのよね、アタクシの場合。

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まとめ

以上、この不肖ゆたりながラフサーフ88を一年以上使い続けて分かったことを述べてみた。

過去の記事でもなんども述べているが、メーカー側はラフサーフ88を「ヒラメ専用ロッド」と謳っているけど、オレ的にはどちらかというとエギングロッドに近い「万能ロッド」と言った方がイメージがしやすいと思う。

最近では「バーサタイル」なーんて言葉を使った方が良いのかな?

ラフサーフ88に関しては、他メーカーのヒラメロッドとは並列に考えない方が良いと思う。

まったくの別物と思った方が良い。

ちなみに、ラフサーフ88のロングロッドバージョンで、シューティングサーフ96があるが、はっきり言って単に長さが違うだけと思わない方が良い。

ラフサーフとシューティングサーフでは、実際の使用感はだいぶ違うからね。

あくまでもオレが使った感覚だが、シューティングサーフ96の方がちょっと先調子感が強い印象。

新バージョンになった時、シューティングサーフ96を選択しなかったのは、そこが大きい。

そーんな感じのラフサーフ88。こんなアタクシのインプレで少しでも気になった人は、是非とも検討してみてね!

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