の釣行。
この時はMJリグを中心に、ワインド,エギング・・・まさに「なんでもござれ」の釣りを実施した。
この時のタックル構成は、ラフサーフ88にツインパワーXD 4000XG。
このタックル構成で挑んだ意図は、「ロッド操作を多用するけど、パワー重視」。
根に潜ろうとするハタを想定しての構成。
普段は、ラフサーフ88にはレアニウムCI4+ 3000HGでの自重が軽いものどうしの組み合わせで使ってきたので、「軽快なラフサーフ88に4000番のリールだとアンバランスかな」と思ってはいたが、意外なほど違和感が無かった。
エギングやワインド等でシャクる際も、ラフサーフ88の長さとツインパワーXD4000XGの重さがちょうど良いバランスとなったのかもしれない。
そこで今回は、そのラフサーフ88とツインパワーXD 4000XGのバランスの良さを感じることとなった要因について考えてみたい。
【ツインパワーXD4000XG】リール側の要因
それは、ツインパワーXD 4000XGの”Gフリーボディ”の効果も一因だったのだろうか?
“Gフリーボディ”とは、ウォームシャフトをドライブギア上部に配置刺せることで、重心を手元近くに近づけたリール設計なわけだが、この設計がロッド操作時の軽快感を増加させた要因なのかもしれない。
それゆえ、ワインドのように大きくシャクっても、エギングのような鋭いシャクりをしても、思いの外違和感を感じずに釣りができたのだろう。
もう一つは、タックルバランスとはちょっと異なるが、巻きの軽さ。
巻きの軽さについては、NEWマグナムライトローターの採用が大きいのだろう。
4000番のエクストラハイギアであるにも関わらず、巻きが軽いということも、全体のバランスで違和感を感じなかった要因の一つかもしれない。
詰まるところ、番手の大きいリールに持ち重り感,使用感共に軽くするための工夫をしていることで、一段番手の小さいリールと同じ使用感を得ることに成功したのだろう。したがって、よりパワー重視のライトタックル構成が可能となるのだろう。
【ラフサーフ88】ロッド側の要因
ラフサーフ88は、エギングロッド並みの軽さと操作性を持ち合わせており、しかもキャスト時や魚を掛けた時はしっかりとバット部から曲がる、使っているとそんな感覚である。
ヒラメロッドと謳っているが、既存のヒラメロッドと横並びに考えない方が良いと思う。ちょっと異質だからだ。
最近のヒラメロッドは、30~40グラムのヘビーウェイトルアーを扱え、飛距離を出すために、バット部ゴッツ系のロングロッドの傾向が強い。その一方で、ラフサーフ88は、それとは次元が異なる。
「次元が異なる」という表現は、既存のヒラメロッドよりレベルが高いとかの意味ではなく、既存のヒラメロッドとは比較対象にならない、いわゆる別のカテゴリーで考えた方が良いということ。したがって、オレの場合、このラフサーフ88は、「万能ロッド」というカテゴリーで捉えている。たぶん、こう考えた方が最もしっくりくると思う。
万能ロッドというと、一般的には操作性の良いエギングロッドを挙げる方も多いと思う。オレも最近まではそう考える一人であった。
オレがこれまで万能ロッドとして使っていたのは、メジャークラフトのエギングロッドであるクロステージ。
これが安価で最も万能ロッドに近いと思っていたが、これだと先調子過ぎて、飛距離が出せないのが難点だった。
さらに、硬すぎる故に大きな魚を掛けた時にロッドを立てると、曲がりが少ないので、妙な持ち重り感があった。
こうした点を考慮しても、このラフサーフ88は、エギングロッドよりもさらに万能性を高めたロッドであると言える。
まとめ
以上、ラフサーフ88とツインパワーXD 4000XGのバランスの良さの要因を中心に考えてみた。
万能タックルに必要なのは、この「トータルバランスの良さ」が最も求められると思う。
どれに特化したわけでもない、しかしながら、どれに劣ってもいけない。ここを満たすことが最も難しいところなのだろう。
上記は、あくまでも自分なりの感覚,考えなので、他の人が同じように感じないかもしれない。しかし、こんなことを考えながらタックル構成をあれやこれやと試してみるのも、釣りの楽しさの一つではなかろうか。
究極の万能タックルは、メバリングからショアジギングまでをこなすタックル・・・さすがにそれは厳しいが(;’∀’)
しかし、そんな将来は来るのだろうか?そんなのできたら、釣具業界が困っちゃうかな?(^▽^)
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