前回の記事でフラッシャーのことを書いたが、実はフラッシャーの他にもライトを入手していた。
それがこのライト(ZX-R20)。
これまでは最安(1500円程度)のゼクサスのヘッドライトを8年近くまで使用していたのだが、完全に点かなくなってしまった。
ヘッドライトは予備にゼクサスでない安いものを持っているので、今度はライジャケ等にも装着できるものを探していた。
そこで見つけたのが、このZX-R20。
実際に使用すると、これがなかなかの優れもの。
さすがに以前に持っていたものよりは価格が高いものにはなってしまったが、それでもコストパフォーマンスはそれ以上。
そんな高コスパのLEDライトZX-R20の使用感を述べていきたい。
ZX-R20を選んだ理由
まずは、このZX-R20を選択した理由から。
バッテリーの残量が分かる
これまではゼクサスの一番安いヘッドライトを使っていたのだが、電池の残量がよく分からず、使用中に急に明かりが弱くなって点かなくなったなんてこともあった。
光量が弱くなればもうそろそろかな〜とは思っていたが、電池を替えるタイミングが分かりにくいというのはずっと感じていた。
ZX-R20ならざっくりとでもバッテリー残量が分かるというのも、選択した理由の一つ。
USB充電できる
従来のヘッドライトは乾電池を使用していたが、このZX-R20はバッテリーを内蔵しているので、充電が可能。
さらにこれの良いのは、USBで給電できるところ。
車での移動中でも車に搭載のUSBケーブルがあれば、気軽に充電ができるのが良い。
赤色ライトがある
夜釣りの時に魚を掛けたはいいが、ライトを点けないとどこまで寄せたのか分からず、思った以上に手前にきていたことにも気付かず、波打ち際や岸際で無念のバラしなんてこともあった。
そんな不用意なバラしを防ぐためにも、ライトで掛けた魚の位置を確認したい。
ただし、強い光を放ったことによって魚がさらに暴れてしまう。特に最近の白色LEDは非常に強い光なので、魚へのプレッシャーはかなりのもの。
このように、ライトを照らして魚の位置は確認したいが、ライトの光によって魚が暴れるのは避けたい。
そこで使いたいのが、赤色のライト。
左が一般的なLED。右がZX-R20の赤色ライト。
赤色ライトは魚に気付かれにくく、プレッシャーを与えづらい。
このZX-R20ならそんな赤色ライトが使えることも選択した理由の一つ。
明かりが強すぎないこと
手元を照らせるくらいで良いので、バチバチに明るいものは必要としない。
この不肖ゆたりな、比較的夜でも目が効く方なので、新月の真っ暗な足場の悪い釣り場を移動する際でも、さほどの明るさを必要としないというのは確かにある。
それ以上に、先ほどの説明にもあったが、ライトが強すぎて魚へのプレッシャーを与えたくないというのも理由の一つ。
直接海へ照らさなくても、ルアー交換するだけなのに強い光を放ってしまうと、遠くの魚へも警戒心を与えかねない。
最近の白色LEDは低電力でかなりの明るさが出るのが利点だが、個人的に釣りに不自由ない程度の明るさを確保できれば良い。
だから、ガッツリとしたライトでなくても、ある程度の明るさがあれば充分。
ゴツくない
ライトとバッテリーが別になっているようなゴッツいものまでは必要ない。
朝マズメや夕マズメのように空の明るさが変わるタイミングでは、ヘッドライトと偏光グラスを付け替えるのも面倒なので、ライトはできればライジャケに付けっぱなしにできるものが良い。
だから釣りに邪魔にならないよう、余計なパーツが無く、できるだけ小さいものが良い。
ZX-R20は、このようにコンパクトなサイズ。
こんなにコンパクトなのに、充分な明るさを確保できれば、これほど良いことはないよね。
価格が安いこと
これまで使用していたもので1500円程度だったから、できればそれに近いものが理想。
5000円を超えるものはさすがにボツ。高くとも5000円以下のものが絶対条件。
そこでこのZX-R20は、これだけの赤色ライトも付いた高機能でありながら、実売価格で3200円。
これならば、もう「買い」だよね。
ZX-R20の詳細
ZX-R20の内容は、こんな感じ↓
【付属品】
・クリップ
・バンド
・USBケーブル(充電用)
ヘッドライトとしてだけでなく、クリップ使用でライジャケや帽子のつばなどにも取り付けできる。
クリップはこのように、横向きにも・・・
縦向きにも装着が可能。
USBケーブルを接続すれば、USB標準装備の自動車やパソコンからも給電ができる。
USBケーブルを接続して、インジケーターが赤色ならばまだ残量不足。
このようにインジケーターが緑色になれば、フル充電。
使用時のバッテリー残量は、ライト点灯時にこのインジケーターが緑(100〜55%)→黄(55〜10%)→赤(10%未満)で表示されるので、充電のタイミングが明確。
ZX-R20の思わぬ機能
メインライトが電球色
このZX-R20は、LEDライトでは珍しい電球色を採用。
左が一般的なLEDライト。右側がZX-E20の電球色。
通常の白色ライトは手元が白っぽく見えるので、光が強い割に見にくさがあったが、落ち着いた色の電球色なので手元が非常に見やすく、目に優しい感じがする。
1つのボタンで多彩な設定可能
また、ボタンがこの一つだけなのに多彩な設定が可能。
長押しで光量の調整が自在にできるし、最初の点灯から白色,赤色どちらも点ける設定も可能。
最初は取説を見ても設定等使い方がよく理解できなかったが、一度理解できれば使い勝手の良さを感じられた。
ZX-R20のココがイマイチ
これだけコストパフォーマンスの高いZX-R20だが、ちょっと気になるのが付属クリップの強さ。
最初は付属のクリップでライジャケのこの位置に取り付けていたのだが、キャストなどの瞬間的な強い動作をしたときにズレてしまい、気づかずに外れて無くしてしまいそうに。
だからといってクリップが極度に弱いというわけではなく、ライジャケのベルト素材が硬く表面が滑りやすい素材なので、クリップの引っ掛かりが悪いだけのことのようだ。
そこで、ホームセンターでこのマジックバンドを購入。
これは配線を結束するためのマジックテープだが、フック面とループ面が片面づつ設置されているという優れもの。
マジックバンドを適当な長さにカットして、バンドを通すところへ通して止めておけば、落とす心配は無い。
マジックテープを使用しているので、ライトを充電する時には簡単に着脱もできる。
マジックテープの密着強度は強いので、これならば多少の動きでも剥がれることはない。
まずはこれで落脱防止には充分でしょう。
まとめ
以上、ゼクサスのライトZX-R20の良さがお分かりいただけただろうか?
これだけの機能で、実売で3200円程度。これほどコストパフォーマンスの高いライトはなかなか無いと思うよ。
特に朝夕マズメ時の明暗の切り替わるタイミングで釣りを開始する時でも荷物にならないよう、今後もライジャケへの装着をメインに使用するつもり。
これを持って富山で釣りしたいんですが・・・ヘタすれば来年も厳しいかな?
まずはご近所サーフで使っていきましょうかね!
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