不肖ゆたりなが愛用している、シマノの’15エクスセンスS1000MH/R。
コードネームはワイルドコンタクト1000。
ワイルドコンタクトを使い続けて5カ月。
最初の頃は、ワイルドコンタクトの反発力の凄さにちょっと度肝を抜かれたが、最近はだいぶ使い慣れてきて、使い始め当初よりもいろんなことが分かってきた。
「硬くて曲がる」
確かにそうだと思うが、使い込んでみると、言うほど固くない。
ダルさを感じない程度には硬いが、棒のようではない。
魚を掛けた時も、独特な反発力を活かしてグイグイ魚を寄せていけるので、取り込みが非常に楽であることが分かった。
そんなワイルドコンタクト、当然いろんなシチュエーションに使用しているわけだが、意外にもショアスローにも適していることが明確となった。
そこで今回は、実際に使用した感想として、ワイルドコンタクト1000がショアスロー向きと思われる3つの理由を述べてみたいと思う。
10フィート感を感じない
使ってみるとわかるが、意外に10フィートクラスのロングロッドという感覚は無い。
長さの割には扱いやすいといった印象。
最初に持った感じは、そんなには軽くないという印象だった。
しかし、実際に使ってみると、先重り感というか、持ち重り感を思ったほど感じない。
それを使用中に実感したというか、実はあまり疲れを感じなかったことで、改めて認識したというわけ。
表現が難しいが、使っていると、ロングロッドを使用しているという感覚を感じないといった方が適切かな。
それは、ロッド自体のウエイトバランスに依るのかもしれないし、チタンガイドやトルザイトリングの恩恵にも依るのかもしれない。
この握りやすい独自のグリップ形状も、扱いやすさに寄与しているのかもしれない。
強く握り込まなくても良いので、操作中は非常に楽である。
ショアスローでは、主に30gのジグを中心、状況によっては40gのジグを扱うが、操作感が軽いというのは、ショアスローをするうえで非常に有利となる。
ティップの反発でジグを跳ね上げるので、操作が楽
ここが最大のショアスロー向きと言える点。
ティップからバットまで適度な張りがあるので、ダルさが一切ない。
だからといって、棒みたいに硬いわけではない。
特にティップ部分の張りの強さが、ジグの操作をするのに非常に適切なのだ。
ちょっとティップを上げるだけでジグが跳ね上がるので、大きなロッド操作をせずともジグを楽に、効果的に扱える。
この張りのために感度も良いので、着底感も抜群。素早い動作、少ない操作で効果的なショアスローを実施できる。
要は、ショアスローでのロッド操作が最小限で、最大限の効果を生み出しているわけだ。
しっかり投げ込んでもティップがブレない
適度な張りを有するため、幅広で比較的空気抵抗があるショアスロージグをキャストする際に、ロッドティップが大きくブレることが無い。
別にショアスロージグに限ったことではないが、ロッドティップがキャスト時にブレないので、飛距離が伸びる。
飛距離の伸びを感じるので、キャストも大きな動作を必要としない。よって疲れにくい。
ショアスローで最大の武器となるのは、やはり飛距離。
ただでさえ他のルアーより飛距離が出るジグを扱うのだから、その効果を最大限に引き出すロッドでないともったいない。
そういった意味でも、このワイルドコンタクト1000は、ショアスロー向きであると言える。
まとめ
以上、ワイルドコンタクト1000がショアスローに向いていると思う3つの理由を述べてみた。
以上3つの要素というのは、他のルアーを扱う上でも非常に大事ではあるが、ショアスローの場合はこの3要素が最も際立って大事だと思われる。
散々ショアスローをやってきたものとして、特に感じる。
アンリパのショアスロー用ロッドであるショアガンエボルブも振ったことがあるが、そちらの方がワイルドコンタクト1000に比べて軽快さが少ないような感じはする。
30gのジグを扱うのには、個人的にはワイルドコンタクト1000の方が軽く扱えるように思える。
ショアスローに使用するロッドを選ぶ際、ショアスロー用ロッドを選ぶのが無難な線ではあると思うが、上記の3つの要素を基準に自分なりのロッドを選ぶのも良いかもしれないね!
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