この前、釣具店へ行ったら、どこぞのニーちゃんが自慢げに一言。
「いやぁ~、マゴチ釣れちゃって釣れちゃって、しょうがないわ~っ!」
そうっすか・・・確かにオレだけやけに釣れませんが、何か?( *`ω´)
それにしても、絶好のフラットシーズン、確かにやけにオレだけ釣れませんわ!
これまでは、周りが釣れていない状況でもオレだけ釣れた・・・ということは多々あったんだけど、この2か月程は酷いわ!
完全にオレだけ外れている・・・(;´д`)
まぁ、たまたま時合に外れていたとか、コンディションが悪かったとか、そういったことも多々あるかもしれないが、ここ2か月程は周りがバシバシ釣れていてオレだけ釣れないというケースによく遭遇しているわけでして。
そこで、釣れない反省を含めて、フラット狙いをいろいろと考えていたところ、ある情報を見つけ、それがオレの釣れていない理由にも理屈がピタリと当てはまりそうなので、この事象を検証してみることに。
現在まで、フラット用ルアーとしては、ほとんどMJリグによるミノーMかパワーシャッドしか使っていない。
というか、持たなかった。ご近所サーフでは根掛かりバンバンでロストするし、お金ないし、それで充分だと思っているから
とはいえ、先日ヒラメを釣ったヒラメタルは、ショアスロー用として、さらなる長距離戦用のもう一つ武器には確定。
まぁ、MJリグ使用に関しては、これまでの考えをまったく変える気はないのだけれど、今回はちょっと気分を変えて、これまで絶対に持とうとしなかったヒラメ用ヘビーシンキングミノーを試すことを決意。
熱砂スピンドリフト110HS(シマノ)を入手
そのヒラメ用ヘビーシンキングミノーとは、熱砂スピンドリフト110HS。
底スレスレを一定速度でトレースできるという、スピンドリフト110HS。。
32gと重量もある上、AR-C VRを搭載。固定重心が常識のヘビーシンキングミノーでは珍しい、重心移動を採用。
シマノの説明によると、これで飛距離が70mオーバーとのこと。
サーフで使用するルアーは、飛距離が出ないと使う気になれないのだが、だからといって重すぎて根掛かりロストしやすいのは困る。
使い勝手が良いのであれば、使ってみても良いかな〜と。
AR-C VRとは?
AR-C VRとは、これまでのシマノ独自の重心移動システムであるAR-Cを改良したもの。
通常よりもウエイトを低重心化し、さらに多くのウエイトを載せることで、飛距離と泳ぎの両立をはかるというもの。
要するに、ヘビーシンキングミノーに特化したAR-Cシステムということなのだろう。
32gも重量があるので、さらなる飛距離が期待される。
リップ形状が特徴的
スピンドリフトは、リップ形状が特徴的。
このように、ラインアイ周辺が凹んだリップ形状。
リップの表面積を稼ぐことで、水の抵抗を受けやすくして泳ぎを強くする工夫なのかもしれないね。
実際のところはどうなんだろ?
スピンドリフト110HSの使用感
まずはスピンドリフト110HSの使用感から。
確かに重量のあるルアーだからそこそこ飛距離は出るが、AR-C VRを搭載しているとはいえ、決して飛行姿勢が良いとは言えず、実際の飛距離もさほどではない。
かっ飛びという印象ではなく、単純に重いものをぶん投げて飛ばしているといった感じかな。
これだったら、サイレントアサシン140Sの方がテンポよく投げれて、飛距離が出せるなー。
さらに、ヘビーシンキングの割には、着底感も分かりにくい。
波が穏やかな時ならばまだ良いが、うねりや波が強めの時での着底感は非常に分かりにくいだろう。
泳ぎもあまりブリブリ泳ぐ感じではなく、ロッドを通して手元に伝わるブリブリ感が鈍い。細かいピッチで泳ぐタイプではないのかも。
泳ぎによる水抵抗というよりも、単にルアー重量による引き抵抗が大きいだけの印象。
パイロットルアーとして、オレはあまり使いたくないタイプのルアーかな。あくまでも個人的な使用感だが。
期待していたのとはちょっと違うなーといった印象。
まとめ
スピンドリフト110HSを使ってみたが、最初の印象は決して良いとは言えないものだった。
根掛かりの多いご近所サーフがメインなので、ボトムを探るにはさすがに使いにくいよね。
多くのヘビーシンキングミノーが固定重心な中、あえてヘビーシンキングにアレンジした重心移動システムを採用したわけだが、その効果はあるのだろうか?
サイレントアサシンシリーズで採用されている元祖AR-Cシステムには絶大な信頼を置いているが、このAR-C VRはちょっとイマイチ感が拭えない。単にこのスピンドリフトとAR-C VRとの相性が良くないだけなのかもしれないしね。
ちょーっと本来の目的であった長距離戦用には役不足ってところかも。今回抱いた印象では、出番が少ないかもしれないね。
やはり、どうもヘビーシンキングミノーは自分の好みじゃないな・・・それがスピンドリフト110HSでもその思い込みは抜け切れずじまいだったわけだが。
まぁ、そうは言ってもせっかく入手したのだから、適当なタイミングで使い続けてみましょう。
使い続けていれば、また何か違う良さが見えてくるかもしれないし・・・ね!