ここ数年、自分の中でだいぶ定着してきた、サーフワインド。
もう完全にサーフでの主戦略となった、ワインド。
ボトムワインド,ダート,ジャーキング、言葉は違えど、横に飛ばすという意味ではほぼ同じと捉えている。
とにかく、効果は絶大。
特にワインド専用のジグヘッドとワームは、シーバスジグヘッドにカタクチミノーの組み合わせで確定。

ジャーキングミノーは、スリムアサシン149Sをメインにいくつかあるので、それらで対応。

ダート系バイブレーションでは、何度か過去記事にも出ているimaのライキリ70を使っている。

ライキリはワインドアクションだけでなく、微波動のタダ巻きも有効。
タダ巻きでもダートアクションでも誘えるバイブレーションの存在は、とても貴重。
ただ、ワインドダートの操作性や飛距離では、ジグヘッドタイプより劣る。
特に操作性については、ライキリでダートアクションさせるには若干のコツがいる。
一度跳ね上げてからの沈み込みがジグヘッドタイプより遅いので、ラインスラックが出やすい。
さらには、フロント,テールにあるトレブルフックが動くので、ラインスラックが多いとライキリのテールフックがリーダーを拾い、テーリングを誘発しやすい。
よって、ライキリでダートアクションをする際は、極力ラインスラックを出さないよう、ラインテンションを張り気味にして大きくロッドを煽らないこと。
だから、どうしてもジグヘッドタイプと比べてダート幅が小さく、3Dの動作範囲も小さくなる。
それでも魚は反応してくれるのだが、広範囲な強いアピールを望むのであれば、ジグヘッドタイプが断然有利。
そんな中、「ジグヘッドワーム並みの操作性,トラブルレス」を謳うバイブレーションが、3年ほど前から登場。
それが、JA-DOの乱牙65。
確か3年ほど前にリリースされたのは知ってはいた。
「ジグヘッドワーム並みの操作性,ダート性能,トラブルレス」という謳い文句も、よくあるセールストークに聞こえる。
しかも「構想14年」とか言って、やたら苦労話なんかも盛り込む。
アングラー側からしたら、正直そんな開発者の苦労話なんて、どーでもいい。
所詮は、ライキリ同様、樹脂製のバイブレーション。
所詮は、「人を釣るための宣伝文句」。
どーせ「人を釣るための言葉アピール」でしかないんでしょ?
バイブレーションにしては妙に高価だし、「性能なんて、そんな変わらんだろ〜」。
冷ややかに、そう思っていた。
格安の中古品を発見
そこから年月が経過。
ふと中古釣具店へ入ったところ、中古の乱牙65を発見。
前から気にはなっていたし、中古で格安になってたため、ちょうどいい機会だと思い、即入手。



まずは試してみようかと。
あの時のメーカー側のアピールは、単なる人を釣るための宣伝文句だったのか?
本当の性能なのか?
ユーザー側からしたら、謳い文句なんてどーだっていい。
単に、使い勝手が良ければいい。
なーんて、前置きが長くなってしまったが、今回は乱牙65の使用感を中心に述べてみたい。
その中でも、乱牙65の性能を分かりやすく説明するため、同タイプのバイブレーション比較にライキリ70をちょいちょい入れていく。
乱牙65の基本スペック
まずは、メーカー公証の基本スペックから。
サイズ:65mm
重量:14g
フックサイズ:#8
全体的な外観からの印象は、かなりのコンパクト。
重量はライキリ70(15グラム)とほぼ同様。
フックサイズは、ライキリ70(#6)よりも小さく、ボディサイズも5ミリ小さい。
外観からも全体的に小粒な印象ではあるが、フックサイズが♯8って、サーフのターゲットにはちょ~っと小さすぎかな~と。
フックの小ささは不安要素かな。
乱牙65の外観
乱牙65は、形状としてもだいぶ特徴的。
そんなところを見ていこう。
ヘッド形状
水を最も受ける部分のヘッド形状。


ライキリのような、ボラの頭のような平らな構造にはなっていない。
よって、ライキリよりも引き抵抗はさほど大きくなさそう。
程よく受け流すって感じかな。
ラインアイの位置
ライキリと異なり、ラインアイがボディ内寄りに設置。

スナップの形状によっては通しにくい位置にあるが、この位置にあるのもダート性能を維持するうえで重要なのだろうか?
エギのようなフロント下部の突起
この乱牙の外観の最大の特徴といえば、このヘッド下部にある、エギのシンカーのような突起。

これね。
この突起部分までシンカーを入れて重心を下げているのかと思ったが、この部分は樹脂のみで、シンカーは入っていないようだ。
これって、フロントフックの可動域を制限するためのものなのかな?
タングステンと鉛を別に配置
内部ウエイトの配置も、かなり特徴的。
使い込んで塗装が剥げた乱牙を透かせてみたところ・・・

密に詰まったヘッド部の一部にタングステンが入っているようだ。
腹部分のウェイトボールは、明らかに鉛だと思うが。
バイブレーションで、こういったウェイトの入り方って珍しいよね。
そりゃぁここまでの構造なら、コスト高になるわな。
乱牙65の使用感
ここからは、ご近所サーフでの乱牙65の使用感。
場所はホームフィールドのご近所サーフ、使用ロッドはワインド専用のショアワインダー872KMにて。
かなりの飛距離
まずはキャストから。
ライキリ以上に飛行姿勢は良く、しかもかなり安定している。
実際の飛距離も、ライキリ70とくらべても20%アップ。
現在使用しているシーバスジグヘッドSS21グラム+カタクチミノーの組み合わせと、ほぼ同等の飛距離は出せている。
これは同サイズのバイブレーションの中でも、トップクラスの飛距離。
しかも、キャストごとのバラツキが少ない。
この飛距離だけでも、オレ的にはサーフで使用するには充分とみている。
タダ巻きでは微波動
次にタダ巻き。
ライキリと同じく、微波動。いや、ライキリよりもかなり小さい。
なので、速巻きもしやすい。
ダートと速巻きを織り交ぜての攻めもいいかもしれない。
ダートアクション:確かにテーリングしない!
そして、肝心のダートアクション。
ライキリでは、ダートアクション時にラインスラックがあると、けっこうな確率でテーリングが起こっていた。
ライキリでワインドアクションさせるには、リーダー絡みが起こらないよう、ラインスラックをあまり出さないよう一定のラインテンションを保ちつつ、ロッドアクションを小さめにする必要があった。
一方の乱牙でやってみると・・・これがホントに、驚くほどテーリングしない!
ジグヘッドのときと同様、ラインスラックを出して大きくロッドアクションしても、テーリングがほぼ起こらない。
さすがに油断してるとテールフックがリーダーに絡むことが稀にあるが、絡む頻度は格段に少ない。
細かく速いピッチのダートアクションでも同様、テーリングが起こらない。
かなり無茶なアクションを加えても、テーリングは起こらない。
ジグヘッドと比べ、バイブレーションは2本のトレブルフックが動くので、どうしてもテーリングしやすい構造なのだが、それでもここまでテーリングしないのは、かなりの驚き。
ダート幅はさすがにジグヘッドタイプと同等とまではいかないものの、アピールは充分。
数あるダート可能なバイブレーションの中では、幅広い操作性は、間違いなくピカイチと言っていい。
乱牙65のまとめ
乱牙65、なかなかですね。
いやぁ、ここまでとは。
メーカー側の謳い文句は、間違いなかったね。疑って申し訳なかった。
サイズアップした乱牙75も、入手決まり。
これは完全にご近所サーフでのメインウェポンになったね。
もちろんソルトだけでなく、淡水のトラウトにも使っちゃおう。
ちなみに、乱牙とライキリ以外にも、同タイプのバイブレーションではロンジンのファンキーダートってのもあるが、youtube動画を見た限りでは、ライキリに近い使用感のようにお見受けしたので、今回試すまでには至らなかった。
ただ、ファンキーダートにあるトップアイのバンパー機能はイイ。バイブレーション先端は破損が著しいからね。
それを除いたとしても、ダート系バイブレーションの中では、乱牙の使用感は飛び抜けている。
ホント、間違いなかった。メーカーの方、大変失礼しました。
これからのサーフでは、積極的に乱牙シリーズを使っていきます。

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