ショアスロー 現時点での結論(^^)

はぁ~っ、先日は厳しいながらも、普段ショボショボのオレにとってはドラマチックな釣果だったわぁ・・・あの思い出をおかずに、ご飯4杯は軽くイケちゃうくらい。
 
これでコンディションがもっと良かったら、どんだけ釣れたんだか・・・恐ろしくポテンシャルを秘めた、楽園サーフ!
 

 
先日の楽園遠征で実績のあったショアスロージグ↓
201512098
左:ヒラメタル , 右:スローブラットキャスト(スリム)
 
さて、これまでもショアスローについてはいろいろと述べてきたが、今回は先日の結果も踏まえ、これまでのショアスローについて、現時点でのオレ様なりの持論を述べてみたいと思う。
 

ヒラメタルはリアバランスなので、飛距離も出るし、タコベイトやラバースカートなどの余計なものを装着しても、飛行姿勢が乱れることはまずない。さらに表と裏でデザインがまったく異なるので、フラッシングの効果が非常に高い。タダ巻きでもゆらゆら動くので、効果は高い。
 

スローブラットキャストのスリムの方は、センターバランスなため、ヒラメタルと比べて若干飛距離は落ちる。さらにタコベイト等を装着したり、横風があると、キャスト姿勢が乱れやすい。これを好んで使っている理由は、ゼブラカラーがあること。特にレッド,ゴールド系のゼブラカラーを使っている。
 
以前の記事で書いたが、現在のショアスロー用フックセッティングは、いずれもリアのシングルフックのみ。
 
スローブラットキャストにはフロントフックとしてツインパイクが標準装備されているが、これを外しアシストラインとリングをバラして、リア用のショートパイクを自作すれば、無駄なく使える・・・これぞ、ケチケチパイク!
 
リアに装着するタコベイトは、極力小さいものがベスト。飛距離に影響が出るほど大きいものを使用する必要はない。
 

特に好んで使用しているのが、スローピッチジャーク用に販売されているゼスタのシラスベイト。2.5号くらいがちょうど良いかな。5個入りでそこそこ安いし、他のタコベイトには無いようなゼブラカラーがあるので、それを好んで買っている。ゼブラカラーの効果の程はよく分からないが。ハッキリ言って、アピールはこの程度で充分と思っている。
 
ショアスローに関しては、タコベイトを付ける理由として、単にタコパターンとかイカパターンとかにマッチさせるとかいう、そんな単純な判断ではない。
 
当然、以前に記載した通り、バイトをタコベイト側に集中させてフッキング率を高めるというバイトマーカー的な目的は変わらない。
 
あと、アピールポイントでは2つ。フォール時とリトリーブ時で異なる。
 
フォール時は、タコベイトのヒラヒラで大きく見せるためまぁ、これは分かりやすいと思う。
 
リトリーブ時は、ジグからの水流を受けて、ウネウネと動いてアピールするため。ここはジョイント系ミノーと効果は同じ。
 
ジョイント系ミノーも同じ理由で最近は試しており、とにかく飛距離に難ありのものが多いが、ジグ+タコベイトならばジョイント系ミノーよりも遠くに飛ばせる上、ジョイント系ミノーと同等のアピールができる。
 
また、写真ではヒラメタルにラバースカートを付けているが、正直言って実釣上、大きな効果はほとんど無いと思っている。
 
上記の効果の中ではフォール時を狙ったものではあるが、逆にラバースカートを付けることで、キャスト時に空気抵抗が大きくなって飛距離が若干落ちるという欠点が一つ。
 
もう一つの欠点は、ヒラメタルの場合ではほとんどあり得ないのだが、スローブラットキャスト(スリム)に付けると、キャスト時の飛行姿勢がかなり乱れるということ。
 
まぁ、ラバースカートだけ購入してもけっこう値が張るので、トータルバランスとしてできるだけ余計な装飾は付けない方が得策と思っている。
 
何でもかんでもゴタゴタくっつけりゃぁ良いってもんじゃないのよ!トータルバランスが大事なのよ! 
 
あと最近試していた、沈下スピードが遅いジグの試用について。
 

スローブラットキャストのオーバル。どれくらいなものなのか、トライアル前はけっこう期待していたのだが。
 
結論から言うと、ハッキリ言って「あまり変わらない」。厳密に述べると、「サーフでの使用に限って」の限定にはなるが。
 
サーフのような足元からなだらかに深くなる場所では、ジグをリフトしたところで底からせいぜい1メートル上がるくらい。そこからフォールをさせたところで、フォール時間にさほどの差は感じない。
 
さらには、従来のヒラメタル等と比べても飛距離がどうしても落ちてしまうのと、タダ巻きの泳ぎがイマイチで、特にオレが実施しているようなサーフでのショアスローにはあまり向いていないと思う。
 
現にアンリパHP上にある実釣動画って、ほとんど足場の高い磯から使用しているが、これって、足場の高いところからならば高い位置までリフトすることができるので、フォールスピードの差が大きく出やすいからという理由もあるのではと思っている。
 
広いレンジをフォールスピードの差でアピールを変えるというのはアリだと思うが、フラットフィッシュ、特にマゴチのように対象レンジが狭い魚を狙うには、この程度のフォールスピードの違いはあまり意味がないと思う。
 
今後、オーバルに関しては、足場の高いところで、ヒラメタルやスリムのフォローとして使用することはあるかと思うが、サーフで主力になることはまず無いだろうな。
 
ただ、もう一つスローフォールという点では、ちょっと視点を変えて試していることがあるが、それについてはまた結論が出た時にでも。
 
以上、今まで試行錯誤で辿り着いたオレ様なりのショアスロー理論・・・的を得てるかどうかはさておいて。とはいえ、結果はそれなりに出ているので、さほど的は外れていないと思ってはいるがね。
 
まぁ、人のマネするのもいいけど、こんなことを自分なりに考えながら釣りをするのもまた面白いよね。
 
さぁ、今後は現実のご近所サーフに戻って、少ない魚影から釣果を拾っていきましょうかね! 
 
 
 
 
※ショアスロー関連記事はこちら 

スポンサーリンク

コメント

  1. Jyabiho より:

    こん○○わ
    またまたおじゃましますJyabihoです。
    自分もタコベイトがかなり効いてる印象ありです
    タコベイトだけでもフォール姿勢が変わってよりフォールがスローになっていそうな気がしてます
    キャスティングのラバー系ってとっつきにくいんですが自分はバス釣りの人も参考にしてます。
    なんだかんだでバス釣りは歴史が長いっすからねー
    バスは食えないからやりませんが
    3人での遠征記楽しかったです。
    またおもろい記事お待ちしてます

  2. ゆたりな より:

    Jyabihoさん、コメントありがとうございます!
    Jyabihoさんも効果ありと感じているのであれば、間違いないですね!
    バス釣り用ルアーは、私もかなり意識しています。
    ただ、飛距離の出ないものばかりなのでね。
    記事の評価をいただき、励みになります!
    これからも楽しく書いていきますので、今後ともアホアホブログをよろしくお願いします!

  3. 半蔵 より:

    オーバルの使用感の情報、為になります!
    ヒラメタル、スローブラッドキャストへタコベイトをつけたリアフックのみの場合だと、バイトはリアへ集中するとは思うのですが、感覚としてはフロントへのバイトはほぼ無しになる感じでしょうか?
    リアへタコベイトをつけた状態で、フロントフックもつけていると、どうしてもエビになってしまう事があり、リアシングルフック&タコベイトの方が扱い易そうだけど、フロントへのバイトを物に出来なかったら悔しいし・・・などと悩んでおります><

  4. ゆたりな より:

    半蔵さん、ご質問ありがとうございます!
    私のこれまでの実績では、タコベイトを付けた場合、リアへのバイト率は100%だと感じています。
    スローブラットを使っていると感じるかもしれませんが、フロントのツインパイクも位置がズレていることが多く、2つもあったとしても、実際のフッキング効率はリアのシングルフックに比べて、極めて低いと感じています。
    口の大きいマゴチや根魚ではアリですが、フッキングのしにくいヒラメに関しては、余計なフックを付けるよりも、リアフック1本へ確実に口の中へ持ち込むための策を考えた方がキャッチ率は高いと考えています。そのためのタコベイトなのです。
    タコベイトを装着すると、スイム時でもフックと共にゆらゆら動いて、フックと共にアピールにもなるので、非常に効率が良いと感じています。
    あと、フロントだと根掛かりも多いです。だからと言って、リアのみでも根掛かりするものはしますが・・・高価なパイクをそれだけ付けても、フッキング効率が悪く、ルアーのロスト率が高いようならば、付けない方がマシという考えでいます。
    考え方としては、過去の実績,確率から、「ベスト」に近づくための「ベター」な選択をするということです。
    分かりづらいようでしたら、「メッセージを送る」ボタンからメールをください。
    長くはなりますが、もう少し整理した形で回答しますよ!

  5. 半蔵 より:

    なるほど!
    大変有益な情報有難う御座います。
    オフショア用のスロージグでバイトしてこない状況下でも、メタルマルのように小さいルアーには反応するので、小さいジグをオフショアで使いたく思い、色々思案しているところです。
    今度の釣行でスローブラッドキャストのリアシングルフック&タコベイトをオフショアで試してみます^^
    またメタルマルのスプーンをスローブラッドキャストのリアへつけても面白そうなので、これも試してきます。
    私も自分の釣りスタイルに何がベストなのか、答えの無い答えをずっと探して行きます!
    ご丁寧に返答頂き有難う御座います!
    またこそっとご教授頂きたい時にはメッセージを送らせて頂くかも知れません^^

  6. booska より:

    こん〇〇は。
    同じことを何度も質問しているような気がしますが
    リヤフックの向きは、どちらにしたのでしょうか?
    あまり関係ないと考えているのでしょうか?
    ちょっと考えるところがありまして、
    私は、来シーズンからスプーンと同じでスローリトリーブした時
    フックが上を向くようにセットしてみようと考えています。

  7. ゆたりな より:

    ブースカさん、コメントありがとうございます!
    リアフックは、フックポイントが外向きになるよう設定しています。
    最近購入したスローブラットを見ると、内向きだったり外向きだったりバラバラですね。しかし、全て外向きに私は付け直しています。
    外向きにしたところで、フックポイントが横向きになっちゃったりはしますが、底すれすれのリトリーブでは針先の鈍りは少ないのかなとは思っています。あくまでも感覚ではありますが。
    いろいろ考えるのもたのしいですよね!