【リールギア比による感度対決】ハイギアv.s.ローギア

リールはハイギアが有利か?ローギアが有利か?

ハイギアリールとローギアリール、それぞれ一長一短は確かにある。

しかし、こと「感度」については、ハイギア派もローギア派も、どちらも利点として挙げている。

ハイギアとローギアで性質が逆のものなのに、どちらも感度の良さを利点としているのには違和感を感じる。

そこで今回は、両者の感度に対する捉え方について、この不肖ゆたりななりに考察してみた。

村田基はハイギア


村田氏いわく、ハイギアの方がちょっとした潮流の変化をや巻きの違和感などを感じやすいという。

ルアーをリトリーブする際、ゴミが引っかかったり、ジグやバイブレーションがテーリングした時などの違和感も感じやすく、逆にローギアリールだと分かりにくいという。

多くのyoutube動画やインターネット記事を拝見する限りでは、ハイギア派の方が多数かなと。


村田氏のyoutube動画では、その分かりやすい説明として自転車のギアで例えている。確かにハイギアは巻きが重いが、そのぶん微妙な変化は感じ取りやすいという。
>> 村田基の『奇跡の釣り大学』

自転車のハイギアは、ペダル1回転あたりの稼げる距離が長い。

ペダルをこぐときは大きな力を必要とするので、走り出しや上り坂では重く感じるが、いったんスピードが上がってしまえば慣性が働くので、少しのペダルの回転でさらなる加速ができる。

そのため、ハイギアでは大きな力を必要とする走り出しや上り坂では、ちょっとした障害物や微妙な坂の角度の違いがあると、すぐに抵抗を感じることができる。

対して、自転車のローギアはペダル1回転あたりの稼げる距離は短い。

ペダルをこぐときは少ない力で回転できるので、走り出しや上り坂はスムーズに進むが、いったんスピードが上がってしまうと、ハイギアよりもペダルを多く回転させなければならない。

そのため、ローギアでは走り出しや上り坂では少ない力で進んでしまうので、ちょっとした障害物や微妙な坂の角度の違いに気付かないという理屈である。

リールも自転車と同様、ハイギアの方がローギアのものに比べ、ちょっとした変化に対して力の強弱差が大きくなる。その力の強弱差が感度アップと直結するという理解なのかなと。

小沼正弥はローギア


一方の小沼正弥はローギア派。

小沼氏と同様、ローギアによる感度アップを主張している代表的なアングラーが、コアマン代表の泉裕文。彼もまたシーバスアングラであると共に、小沼氏と同様にレバーブレーキをシーバスフィッシングに活用しているアングラー。

彼らの主張するローギアの利点も、「感度の良さ」としているが、こちらの方はハイギア派に比べて少数派なのかなと。
>> オヌマンch

ローギアは少しの力でも巻き感が軽いのでゆっくり巻きやすいので、その分ハンドルをつまんでいる指先への集中を高めることができるので、感度が高まるという理解だと思う。

すなわち、ローギアリールはハンドル回転に力を必要としない分、指先へ神経を集中することが感度アップと直結するという考えなのだろう。

つまるところ、どちらの言い分が正しい?

このように、ハイギア派の村田氏もローギア派の小沼氏も、いずれも感度の良さを訴えている。それぞれが正反対の性質であるにもかかわらず、である。

つまるところ、どちらの言い分が正しいのだろうか?ハイギアとローギアでは、どちらが感度が高いのだろうか?

感度を重視したい人は、ハイギアかローギアかのどちらを選んだ方が良いのだろう?

いろんな情報が飛び交っている中、どちらの意見が正しく、どちらの意見が間違っているという絶対的な判断をするのは無理があるだろう。

そこでこの不肖ゆたりなは、その判断基準を以下の2つで考えてみた。

単純に個人の好み

一つ目の判断基準は、単純に個人の好みによるもの。

これは単純に個々がどう感じるか、ただそれだけのこと。

実際に自分の感覚でどちらの感度が高いと感じるかというのもあるだろうし、それこそ村田ファンか小沼ファンかという判断基準もあるだろう。

こうなればもはや客観的な判断というよりは、主観による判断となるだろう。

釣りスタイルの違い

そして二つ目の判断基準は、釣りをするスタイルの違い。こちらの判断は、より客観的になろうかと思う。

ハンドル回転に勢い(慣性)がついた状態、つまり比較的早巻きを多用する釣りでは、ハイギアリールの感度に分があるのかなと。

一方、逆に0→1に近い低速巻きの釣りでは、ローギアの方が余計な力を必要としない分、指先の感覚が研ぎすまされるので、感度が高まる。そんな釣りにはローギアの感度に分があるのかなと。


さらに夜の釣りともなれば暗がりで視界が大きく制限されるので、さらにハンドルを持つ指先に神経が集中しやすくなる。視界の制限とハンドル回転へのエネルギー省力化により、多くの余力を指先へ集中できることで感度がアップするという理解になるのではと思う。

【感度重視の使い分け】
・巻きの早い釣り → ハイギアリール(例:ショアジギング,昼のシーバスフィッシング)
・巻きの遅い釣り → ローギアリール(例:夜のシーバスフィッシング,メバリング)

あくまでも大雑把な使い分けにはなるが、こういった判断になるのかなと。



まとめ

以上、ハイギアとローギアの感度への考え方について、不肖ゆたりなの考察を入れて述べてみた。

多少の強引な論はあるかもしれないが、両者の見解を比較して述べているサイトがほとんど無かったため、思い切って自分なりに考察してみた。

感度を数値化して測定できるものがあれば明確な判別ができるだろうが、それができない以上、不肖ゆたりな的には上記のような判断基準になるのかなと。

ざっくり言ってしまうと、ケース・バイ・ケースなのかなと。

それにしても、村田氏のyoutube動画中、自分と逆の意見をいう人のことを卑下するあの言い方は、少々乱暴かなーと思ってしまうがね。

それだったら、釣りビジョンの番組でも釣り雑誌の特集でもなんでもいいので、ハイギア派とローギア派とで議論してもらいたいもんだよね。

そんな企画案は出てこないのかな?だーから釣りビジョンやら釣り雑誌は売り上げ低迷するんだよ!
>> 釣りビジョンVODってどうよ?【14日間の無料期間アリ】

まぁそんな余計な話は置いといて、あなたはどちらが感度が良いと思いますかね?

ハイギア?それともローギア?

ご自分なりのお考えがある方は、ざっくばらんにコメントいただければありがたいです!

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コメント

  1. 小田原のPちゃん より:

    お久しぶりです。小田原のPちゃんです
    ちょいちょい話題になるギヤ比による感度の違いについてですか…
    暴論になってしまいますが、ギヤ比による感度の違いは、無いと思ってます。
    そもそも感度(手感度)って針先から手元迄のタックルシステムに依るので、ギヤ比による違いなんて誤差の範囲か気のせいですよ。
    自転車で例えても、ギヤ倍数の違いで勾配の差なんて解りません。ギヤで変わるのは、人間の出力であって路面状況の入力は、車体に左右されるだけです。
    話をリールに戻すとリーリング中に感じる巻きの変化は、一定速であれば抵抗が増えた瞬間に回転数が落ちるだけでギヤ比に関係なく発生します。
    それを感じ取れるか否かは、受け手の集中力次第。
    強いて言うならギヤ比が高ければ回転出力は大きくなれど、その回転周回は少な目。
    ギヤ比が軽ければ微量の出力増加だが、その回転周回は多くなる。
    どちらの違いが当人に取って信号として受け取り易いかの違いになるから、ハイギヤが~ローギヤが~になる…
    ギヤ比は、感度で選ぶモンじゃなく釣り方で選ぶモノってのが結論です。
    巻き速度よりも、ごり巻きパワーゲームするならローギア。回収速度上げて手数増やすならハイギヤと言うのが自分の考えですね。
    ちなみに自分は、ハイギヤ派
    理由としては、ハイギヤでも修練で低速巻き出来るけどローギヤでの高速回収は、限界有るしパワーゲームするならリールの番手上げた方がメリット多いから。
    持論なんで諸説あると思いますがね(笑)

    • ゆたりな より:

      小田原のPちゃんさん、コメントありがとうございます!

      うん、そうですね。私は感度を重視する釣りってしたことがないので、個人的にはどっちでもいいというのが正直なところです。

      感度以外の使い勝手で言うならば、私もハイギアかな〜とはこれまで思っていましたが、最近は別の用途でローギアリールに注目しています。しかも、レバーブレーキ 。これについてはまた記事にしたいと思いますが。

      それにしても、あの村田基がローギア派をボロクソに言ってるのはどうかなーとは思いますね。そこまで断言するなら、感度計みたいなので客観的に測定してほしいものですね。

  2. 小田原のPちゃん より:

    度々のコメ、申し訳ございません。
    あわせて太刀&鯒の釣果羨ましい!
    感度の説明で分かりやすい例えを思い出したので追加コメントさせてください。(自分の主観ですが)
    ハイギヤ→後ろから肩をトンと叩かれ呼び止められた感覚
    ローギヤ→後ろから肩に手をかけられ、暫く乗ってる感覚
    こんな違いですかね。
    自分の状態や意識で、どちらが気付き易いかを論じてるかってのが感度の違いじゃ無いのでしょうか?
    某王様の意見は、理解します。が!
    あの物言いは、キャラ的なモノ…
    元々バサー系と言うか競技志向になると、取捨選択で自分の感覚におけるボーダーを何処かで決めなきゃならんので
    切り捨てた側に何か光るモノが有っても捨てた部分に未練を残さない為、自分に言い聞かせている裏返しじゃないでしょうか。
    目に見えない感覚を数値化出来るテスターも欲しいですが、基準(0レベル)を決めるのに悶着有りそうですね

    • ゆたりな より:

      小田原のPちゃんさん、遠慮なくコメントいただいて大丈夫ですよ!

      まぁ、感度を平たく判断するのもなかなか難しいですよね。「ガラガラポン!」で数値が出るもんでも無いですしね。仮に数値で比較できたとしても、使用感が合わなければ意味ないですし。個人的にはPちゃんさんの仰った、感度よりも釣り方や用途で選ベば良いと思いますね。

      Pちゃんさんのあのおじさまへの解釈・・・そうきましたか!確かにそこまで深く考えて言っているとしたら、達観していると言って良いでしょうね。本当のところは・・・どうなんでしょ?

      アクの強さが人気の秘密・・・というのもあるでしょうね!