【小田原梅の収穫始まる】小田原梅の基礎知識。梅干「十郎」、梅酒「白加賀」

今週から、小田原は青梅の収穫が始まった。


※小田原市HPより

小田原で「梅」というと、開花時期である2月の約1か月間に実施される「小田原梅まつり」が全国的に有名。

全国に「梅まつり」で有名な場所の梅は、そのほとんどが観賞用の品種

一方の小田原の梅まつりにある梅は、ほとんどが梅干や梅酒に用いられる食用の実梅を栽培するための木。

2月の「小田原梅まつり」は全国的に有名なのに、こと小田原の梅干し,青梅となると、その知名度はだいぶ低い。
実梅となると、「南高」を代表とする和歌山の方が断然有名になってしまうのだ。

なぜ花は有名なのに、実の方は認知度が低いの?

いや、小田原には老舗の漬物店が多く、知っている人は知っていると思うのだが、如何せん、和歌山に比べると断然認知度が低い。低すぎる。
梅で南高以外の品種を知っている人がどれだけいるのか?小田原にだって、南高に負けない在来品種があるってぇのに!( ゚Д゚)

ウチも毎年この時期は、梅の収穫で忙しい。
しかも、収穫したその日に出荷する必要があるため、いつも朝早く作業せねばならないのだ!

そこで今回、小田原の梅の良さを知っていただけるよう、自称「小田原梅の鬼神」である不肖ゆたりなが、ちょっとした小田原梅の基礎知識をまとめてみた。

スポンサーリンク

 

小田原の梅の収穫,販売

小田原では、JAかながわ西湘へ出荷する梅は、加工用梅も生梅も、すべてが手もぎでていねいに収穫される。
しかも、収穫用かごの底にクッション材等敷くなどして、梅の表面に傷がつかぬよう、収穫後もていねいに扱われるのだ。


※小田原市HPより

収穫された生梅は、その日のうちに各農家で一つ一つていねいに選果、JAかながわ西湘へ出荷される。
一部の生梅は、各農家で漬け込み、梅干や梅酒にする。

小田原の主な梅の品種


小田原梅の主に生産される品種は、梅干用では「十郎」、梅酒用では「白加賀」
他の品種も生産されているが、上記2品種が小田原では大多数。

ちなみに、世間に最も知られている品種である「南高」は、小田原では生産が少ない。

十郎(梅干用品種)

小田原の梅干用品種のほとんどが、この十郎

十郎は小田原で育種,選抜された、小田原独自の品種。

名前も、小田原市曽我に古くから伝わる「曽我物語」の主人公である曽我兄弟の一人、曽我十郎から名前がとられている・・・

と、ずっと思い込んでいたのだが・・・

1957年当時の小田原市長であった鈴木十郎が、小田原独自の梅干品種を提唱したため、市長の名からとったという説もあることが判明。

名前の由来はどうであれ、十郎は小田原独自の梅干用品種であることは間違いない。

十郎の開花は1月下旬~2月上旬頃収穫は6月中~下旬頃と、やや遅め。

他品種に比べて、皮が薄く、肉厚で、種が小さいことが特徴。
その特徴ゆえ、収穫から加工に至るまで、手作業でていねいに扱われている。

白加賀(梅酒用品種)

白加賀は実が大きく、小田原では梅酒用として出荷,販売される。

開花は十郎等の梅干用品種に比べて若干遅く、2月~下旬頃収穫は5月下旬~6月上旬頃

小田原で白加賀は梅酒用に販売されるため、選果基準が非常に厳しい。

JAに出荷する前に各農家で収穫後すぐに選別するが、これがなかなかの手間。
果実表面にあるちょっとのキズや変色も分けられる対象となってしまうのだ。

ちなみに、今年は今日まで雨が少なかったこともあり、玉伸びが小さく、収穫量も少ないことが予想される。玉の大きい梅を使っておいしい梅酒を漬けたい方は、早めの購入をおススメする。

小田原梅を購入できる店舗

小田原梅の直売。期間限定で生梅の販売もおこなっているため、ご希望の方はお早めに!

曽我の里農園「和(なごみ)」

小田原曽我梅林 昇珠園「うめはな」

まとめ

今年の小田原は、先週は小梅、今週から梅干用梅の収穫が始まった。

6月に入れば、梅の収穫が最盛期を迎える。だからこの時期のアタクシは、朝マズメに釣りに行けないのよね~( ノД`)…

オレが釣りに行けないことは置いといて、先述のように今年は雨が少なかったため、玉伸びが小さく、収穫量も前年よりも少ないことが予想される。
したがって、今年の小田原梅は貴重であり、高値での取引されることが予想される。

青梅は鮮度が命。

特に自分で梅干,梅酒を作りたい方は、早めのご準備をおススメするよ!

その際は、是非とも小田原の梅を使ってね!(‘ω’)ノ

スポンサーリンク

コメント

  1. booska より:

    今年の我が家の鉢植えの梅の木には、実がなりそうにありません。
    昨年、手入れをサボって古い枝を切らなかったので・・・。
    「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という諺があるくらいなので、ちゃんと切らないとダメですね。

    • ゆたりな より:

      ブースカさん、コメントありがとうございます!

      梅の木の樹勢が弱すぎるのか強すぎるのか、または花粉が足りないのかもしれませんね。状況を見ないと良く分かりませんが。剪定していないとのこと、たぶんガッチャガチャの枝だらけなのでしょうかね。

      たまにはきれいにしてあげましょう。実も付き、運気も付いてくるかもしれませんよ!