【アーマードF+プロ(デュエル)のインプレ】1年間使用した本音を解説

昨年3月ごろから、アーマードF+プロ(デュエル)を使用し続けて1年になる。
 

 
発売当初から通常のPEラインと一線を画す構造であったこのアーマードF+プロ。
 
基本構造は、この「プロ」の前身であるアーマードF+(以下、プロ「じゃない方」と称す)と同じ。

PE繊維を拠らずにフロロ素材で特殊コーティングをしたものであるが、細かいところで「プロ」と「じゃない方」との区別がなされているようだ。
 
正直言って、その細かいところは理解できていないが、「プロ」と「じゃない方」どちらも使用し続けたので、使用感の比較はできる。

構造に関する説明は、デュエルHPを参照していただきたい。
 
過去にもアーマードF+シリーズの特長については何度も述べているので、今回は「プロ」で大幅に向上した点のみに焦点を絞って述べたいと思う。

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アーマードF+プロを1年間使用した感想

ズバ抜けた長期耐久性

特筆すべきは、ズバ抜けた長期耐久性

主にご近所サーフで1年間使用し続けたが、「じゃない方」と比べても、ライン表面の毛羽立ちははるかに小さい。

当然、最も傷みの激しい先の方は定期的にカットしているわけだが、それを差し引いたとしても、耐久性はかなりのもの。

不意なラインブレイクもほとんどなく、根掛かりした時、切れるのは大抵リーダーのチモト部分。

太いリーダーを使っていると、ガッツリ根掛かりでラインを切りたいときに、むしろ強すぎて切れずに苦労するほど。

そしてさらに素晴らしいのは、その耐久性が初期だけでなく、長期間使用しても高いレベルで維持されているところ。

つまり、アーマードF+プロは、強度劣化が極めて少ない

そして、「じゃない方」でよく見られたリーダー結束部の毛羽立ちも一切見られない
 
また、「じゃない方」では1年も使っていると表面のコーティングが剥がれ、ライン断面が潰れていたが、アーマードF+プロはそれすらほとんどない。

丸い断面が長期間保持されるので、飛距離にも恩恵を受けていると思われる。

根ズレに強く、ロングリーダーをとる必要がない

アーマードF+プロは引張強度だけでなく、スレへの強度も半端ない

ちょっとやそっとの擦れでは切れないほどの強度がある。

だからスピニングリールでのキャスト時、人差し指で引っ掛ける部分でも、そうそうスレのダメージを食らうことはない。

通常のPEラインだと指を掛ける部分は傷みやすいため、キャスト時にリーダーがスプール内に若干入る程度の長さに設定するというアングラーも多いと思うが、アーマードF+プロを使えば、そこまで考える必要すらない。

1日程度の釣行ならば、キャスト時にガイド内に入らないくらいのリーダー長に設定しても、ぜんぜん大丈夫。

ハッキリ言ってオレなんか、1日どころか、1カ月以上はPEライン先端を切ることないからね。

毛羽立ちが出ることが遅い上、たとえライン表面に多少の毛羽立ちが見える状態だったとしても、引張強度はほとんど変わらない。

PEラインの原糸が毛羽出っているというより、表面のコーティング素材が毛羽立っているだけなので、PEラインそのものの強さが極端に落ちることはない。

だから、アーマードF+プロにしてから一度も高切れを起こしたことすらない。

何度かキャスト時にスプールを返し忘れたことがあったが、それでもラインが切れることが無かった。

その時は、ロッドやリールが破損するかと思って、逆に焦ったくらい・・・(;^_^A

このアーマードF+プロ、それほど強いラインなのだ。

表面が滑らかによる大きい恩恵

アーマードF+プロは、表面のツルツル感もほとんど落ちない

編み込まない単線型であることに加え、特殊コーティングの効果も加わって、指で触っても引っ掛かりが一切感じられない。

ちなみに、アーマードF+プロを使ってからは「PEにシュッ!」などの無溶剤タイプのシリコンスプレーは一切使用していないが、シリコンスプレーなんて使わなくても表面の滑らかさは長期間にわたって持続している
 
この滑らかさは、キャスト時のガイド抜けの良さからくる飛距離upや、風の影響を受けにくいことにも大きく寄与しているが、その他にも意外な点で大きな効果を発揮している。

一つは、ラインにまとわりつく細かいゴミが取れやすいこと。

特に夏の時期にサーフで釣りをしていると、波裏や岸際に泡状のゴミや細かいアオサみたいな切れ藻等をメインラインが拾ってしまい、ラインを張ると「物干しざお状態」になることがよくある。

気付くとスプールにゴミごと巻き込んで、これが次のキャスト時にガイドに引っかかり、エアノットなどのライントラブルの原因にもなりかねない。

このゴミがPEラインの編み込みに絡みつくと、指や爪でしごいて取ろうとしてもなかなか取れないが、表面がツルツルのアーマードF+プロならば、比較的きれいに取れる。

もう一つは、海水の持ち込みが少ないこと。

通常の編み込み式のPEラインは、毛細管現象によって編み込んだ隙間に海水がキープされるため、ラインがリールに最初に触れるラインローラーにあるベアリング内に海水が入り込んで、塩噛みが発生しやすい。

アーマードF+プロは表面が滑らかゆえ、水切れがよく、塩噛みの発生度合いが極端に少なくなったと感じている。

実際にスプールに収まっているラインも海水でグッショリ濡れている感じもなく、釣行後は流水で洗い流す程度で、浸水による塩抜きなどは一切していない

それでもラインの劣化や次の釣行ではエアノットなどのライントラブルなどは一切見られない。

こうした思わぬ効果も、アーマードF+プロ独自のものだと感じている。

ライントラブルの発生が極めて少ない

 
アーマードF+プロの特殊コーティングによる張りのせいか、エアノットなどのライントラブルは皆無

コシが強いので、ガイド絡みも起こりにくく、風があるときのキャストでもガイド抜けが非常に良い。

なので、この1年間でイントラブルは一切発生していない。

「プロ」と言っているが、モノフィラメント感覚で使えるので、初心者でも非常に扱いやすいと思う。
最初から使っていけば慣れるだろうから、「プロ」という名前にひるむことなく使ってほしい。

とにかく細かい構造はよく分からないが、おそらくフロロコーティング素材が飛躍的に向上しているのだろう。

もちろん、キャスト時はスプールエッジを軽くフェザリングする等、基本的なラインメンディングを前提とはしての話だが、とにかく既存のPEラインと比べても、圧倒的にトラブルは少ない
  

アーマードF+プロに欠点はないの?

 
過去記事でも述べたアーマードF+シリーズの利点の他、「プロ」になってさらに耐久性が向上したので、もうこれで完璧?

欠点はないのだろうか?

太さのラインナップが中途半端

アーマードF+プロは、用途に応じてラインナップが揃っているが、最も太いので1.0号までしかない

この件について、デュエルへ問い合わせたところ、「製造上での難しさがあり、現在、テストは行なっているが、製品化はまだ」とのこと。

予想するに、号数が太くなると独自コーティングも厚くなるため、実釣にも影響するくらい張りが強すぎるのではなかろうか?

しかし、その割には投げ用とロックフィッシュ用に限っては1.0号以上、しかも1.2号を飛び越えて1.5号があるという中途半端ぶり。

デュエルの意図するところがいまいちよく分からないが、太い側のラインナップは今後も出なさそうだ。

巻きグセがつく


そしてこのライン、多少の巻きグセは残る。

この巻きグセは、号数を大きくすると特殊コーティングがさらに厚くなるので、もっと強く出るのかもしれない。

ただしこれについては、オレが実施している釣りではまったく気にはならない

ただ、ドリフトを多用するシーバスアングラーは、この巻きグセが気になって使う気にならないのかもしれないけどね。
 
したがって、ラインを細くする方向では、本システムの利点を最大限に活かせるのだろうが、太くする方向では難しいのだろう。
 

アーマードF+プロは「使える」のか?

 
結局、アーマードF+プロは「使える」ラインなのか?
 
結論から言うと、非常に使えると思う。

価格も1.0号200m巻きでもネットで最安が2,700円程度なので、コストパフォーマンスは最高だと思う。

PEラインは消耗品なだけに、この耐久性だけとっても非常にありがたい。

さらに扱いやすいのであれば、試してみる価値はあると思う。

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まとめ

 
楽天ポイントが貯まっていたため、アーマードF+プロのスペアを購入したのだが、すでにリールに巻いてあるやつがまだまだ使えるので、まだまだしばらくは交換することはなさそうだ。
 
PEラインは釣りで最も気を使うパーツなので、いろんなPEラインを試しているが、なかなか満足のいくものが見つからないというアングラーって意外と多い。

そんなアングラーに、この不肖ゆたりな、アーマードF+プロを是非ともオススメしたい。

PEラインはメーカーによって品質に多少の差はあるものの、そもそもが構造が同じなので、大きな改善を見込めるはずもない。

それならば、通常のPEラインとはまったく構造が違うアーマードF+プロで試してみる価値はあると思う

あとはメーカーであるデュエルが自信をもってアピールできるかどうかだが・・・デュエルの販売戦略もちょっとイマイチなのは否めないのよね~。
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いずれにしてもいろんなPEラインがあるものの、よほど突出したPEラインが発売されない限り、オレはアーマードF+プロを使い続けていきますよ〜(^O^)

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コメント

  1. kinchan,719 より:

    こんにちは。
    耐久に優れているのは素晴らしいですね。
    オフショアスロジギに使ってみたいのですが
    400m巻きとかないですか?

  2. ゆたりな より:

    kinchan,719さん、こん○○は!

    これ、200m巻までなんですよねー。

    1.0号以上は技術的にはまだ難しいらしいのですが、おそらくコーティングのせいで、かなり固くなっちゃうんでしょうね。だからオフショア用には出せないんでしょうね。

    今後のデュエルの技術に期待しましょう!