【アーマードF+(デュエル)】1年間使い続けての感想を正直に述べてみた

1年間使い続けたDuelのライン、アーマードF+

7年ほど前にアーマードシリーズとして最初に発売。

その後もPE素材やコーティング素材の違いで、編み込まないタイプのPEラインとしてシリーズ化。

現在はアーマードシリーズの最上位であるアーマードF+プロを愛用しているが、このアーマードF+プロが世に出る前にはこのアーマードF+(プロじゃない方)を使っていた。
【アーマードF+関連の過去記事】
>> 【PEライン】編み込まないアーマードF+の効果はいかに?
>> 【アーマードF+】デュエルの新規PEラインを使ってみました

今回は、そんなアーマードF+1年間使用した上でのインプレッション

本内容は6年ほど前に書いたものだが、改めて見返してみると足りない部分も多かったので、改めてまとめてみた。

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ライントラブルは一切なし。通常のPEよりはるかに扱いやすい

 
まずはライントラブルについて。

ライントラブルについては、人為的ミス(キャスト時にスプールを返し忘れた)以外での高切れ等は一切無し。
 
張りが強いため、ティップへの糸絡みも、通常のPEラインと比べても極端に少ない
 
また、通常のPEラインのように編み込んでいないため、表面は非常に滑らか

そのため、ガイドへの干渉がないのだろうか、明らかに飛距離がupし、糸鳴りもまったくしない

アーマードF+は『他のPEラインに比べ、比重が高い』とあるが、ラインの浮き上がりが少ないといった実感までは感じないものの、他のPEラインと比べると、明らかに風の影響を受けにくいのは実感した。

多少の横風があっても、通常のPEより煽られることが少なく、強風下でもそれなりに釣りが成立する。

色落ち度合いが極端に少ない

もう一つ、アーマードF+で驚いたのは、色落ちがほとんど見られないこと。

他のPEに比べて色落ちが極端に少なく、通常のコーティングPEではよくあるガイドへのコーティング剤こびりつきが一切ない。

ラインカラーはイエローとシルバー共に使ってみたが、むしろ色落ちしないと言ってもいいくらい。目立った色落ちは見られなかった。
 
ここは他のPEラインと比べ、かなり傑出している点だと思う。

結束部分の毛羽立ちはあるが、強度には影響なし

そして、ここはアーマードF+の欠点というべきなのかわからないが、リーダーとの結束で締め込んだ時に毛羽立ちが目立つ

毛羽立ちが出たまま使い込んでみたが、実際のところは強度上の問題は確認できず。

毛羽立ちが発生している結束部が切れやすいということは感じられなかった。

この結束部の毛羽立ちについては最も気になるところだとは思うが、見た目ほど心配することはないのかな・・・とは思う。

糸グセはあるが、使用する上で影響なし

 
もう一つ、アーマードF+を使って気になったのが、糸グセの強さ

糸グセは多少見られるものの、ナイロンやフロロなどのモノフィラメントラインのような糸グセとは質が異なり、この糸グセが原因によるライントラブルは一切生じなかった。

キャスト後にラインテンションが緩んだ状態では多少の糸グセは出るが、ラインテンションを掛けてしまえばすぐに糸グセは取れてしまう。

さらに使い続けていくにつれて糸グセは少なくなっていくので、あまり心配する必要はないのかなと思う。

1年間使用で、毛羽立ちや潰れ,繊維のバラけあり

次に、経時的な劣化度合いについて。

玉砂利サーフで1年以上使い続けたこともあり、さすがに全体的に毛羽立ちや潰れも目立ってきた。

バイオマスターに巻いていたものは特にラインの劣化がひどく、繊維がバラけている箇所も。

これまでの経験から、このラインで発生する症状を経時劣化順に並べると、下記の通りとなる:

【アーマードF+の経時劣化順症状】
①表面滑り低下(きしみ増) ⇒ ②毛羽立ち増(表面コーティング由来) ⇒ ③ライン潰れ ⇒ ④毛羽立ち増(PE繊維由来) ⇒ ⑤PE繊維バラケ

 
上記を元に、ライン交換(逆巻き)の目安は下記の通り:

【新品交換(逆巻き)の目安】
ⅰ)初期強度を保ったままで使用したい場合 :
 上記③の症状が見られたら新品交換(逆巻き)
ⅱ)初期強度からは若干落ちても、最低限の強度でケチケチで使いたい場合 :
 上記④の症状が見られたら新品交換(逆巻き)

ラインの引張強度は申し分ないが、大型魚とのやり取りには不安も

さらに気になるのが、コーティングの強度。

通常時は気にするほどではないが、瞬間的に強い力がかかった時に、一気にコーティングが剥がれることがある

実際に大型魚が掛かってラインに過剰な引張り負荷がかかった時、コーティング素材が粉末状に飛散するという症状が確認された。

実際にそれを経験したのが、2週連続で巨大エイを掛けたとき。

いずれも何度もラインを出されてのやり取りだったが、やり取り後にスプールを見ると、アーマードF+の表面コーティングが粉末化してスプール表面一帯に付着。

さらにライン表面には多くの毛羽立ちが見られた。

やり取りの途中でラインブレイクは起きなかったので、引張強度そのものは申し分ないのだが、瞬間的に強い力が加わると、表面コーティングの消耗が激しくなるようだ。

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まとめ

以上、アーマードF+を1年間使用した感想を述べてみた。

価格も比較的安価なので、コストパフォーマンス(価格×性能)は秀でているラインだとは思う。

ただし、先ほども述べたように、大型魚を掛けてやり取りした後には注意が必要。

極端にライン表面のコーティングが剥がれるので、次の釣行では新しいのに巻き替えた方が無難かな〜。
 
現在はアーマードF+の上位機種であるアーマードF+プロを愛用しているが、耐久性ではこちらの方がはるかに高い。

ただ、最近になってプロの方、残念ながら200m巻が廃盤となってしまった。

プロじゃないアーマードF+は200m巻が現在でもラインナップされているので、「200m巻でないと不安!」という方は、こちらを選んでいただいても良いと思う。

デュエルのアーマードシリーズは他にもラインナップがあるが、アーマードF+より下のものは個人的にはオススメしないかな。試したことはないが。

今回、アーマードF+記事をリライトしたのをきっかけに、プロの方との比較記事も書いていこうかな〜。

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コメント

  1. esu3go より:

    こんばんは!
    息子の孫も似たような事を言っておりますよ。私は今日肺がんのCT検査に行ってきました、大腸カメラも待っておりますよ。

  2. ゆたりな より:

    esu3goさん、コメントありがとうございます!
    ゆたゆたはいまだにひらがな,かたかなが読み書きできないんですよ・・・
    どうも勉強嫌いのようです。
    検査・・・重要です。昨年の大腸ガン検診でポリープが見つかったので、健康には留意しております。