【摩擦係ノット比較】FGノットとFFノット

前回のFGノットネタから、最近はノットのことばかり考えるようになってきた。

現場で短時間,簡単に結べて強度もあるので、これまでは何も考えずにFFノットを実施していた。FFノットで十分なので、FGノットなんて覚える気すらなかった。だからあえてノットのことについて深く考えたこともなかった。

しかし、コロナウイルスの関係で釣りができなくなったので、ちょっとやってみようかと軽い気持ちでFGノットを実践したことで、改めて摩擦系ノットのポイントを理解できたのと同時に、FGノットを更に調べることで、FFノットの凄さを改めて知ることとなった。

そこで、今回は自分へのノットへの理解を深める意味でも、「摩擦系ノット比較」と題して、一般的な摩擦系ノットであるFGノットと、自分がこれまで実践してきたFFノットとの工程の違いを比較してみた。

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摩擦系ノットのポイント

まず両者摩擦系ノットの比較の前に、摩擦系ノットのポイントから。

不肖ゆたりなが認識している摩擦系ノットのポイントは2点。

まず1点めは、最初の部分のテンションを掛けて編み込むというところ。

ここが疎かになっている人がすっぽ抜けが起きるのだと思う。ここさえキチンとできていれば、リーダー表面が相当硬いのでないかぎりはすっぽ抜けることは起きないはず。

もう一つは、仮止め後に摩擦熱を軽減するために編み込み部分を濡らしてから、本線どうしを20~30秒程度ゆーっくりと、編み込み部分PEラインの色が透明になるまで締めこむところが2点めのポイント。

この2点さえおさえていれば、摩擦系ノットはもう9割型完成しているといってもいいんじゃないかと思う。逆にこの2点を押さえずに手順だけ覚えている人は、すっぽ抜けが生じたり思うような強度が出なかったりするんだろうね。

FGノットとFFノット 工程の違い

以上の摩擦系ノットのポイントを理解した上で、FGノットとFFノットの工程の違いをみていきたいと思う。

↑FGノット

↑FFノット

↑FGノットもFFノットも、編み込みのやり方はコレで。一回一回リーダーを歯で噛んで引っ張りながらやっている。

仮止め

編み込み修了後の仮止めは、FGノットの場合はPEラインの端線を使ってPE, リーダーの両本線を入れてのハーフヒッチをおこなう一方、FFノットの場合はリーダーの端線を使ってPE端線にぐるっとくぐらせているだけ。FFノットの動画ではハーフヒッチと言っているが、よく見るとハーフヒッチではなく、単にくぐらせているだけ。

この仮止め工程、「PEラインを操るか、リーダーを操るか」で操作性が大きく異なる。

PEラインを操ってハーフヒッチをおこなおうとすると、糸自体にコシがない分、強風下の現場や冬場に手がかじかんで動かないときなどではうまくおこなうことができない。しかもFGノットの仮止めのハーフヒッチでは、PEライン,リーダー両方をまたいでハーフヒッチをしなければならないため、なかなかやりづらいものがある。

一方、ナイロンやフロロなどのリーダー側で操作するハーフヒッチの場合、糸にコシがある分、こうした悪条件下でもなんとか操作をすることができる。さらにFFノットの仮止めハーフヒッチは端線のPEライン側だけなので、かなり楽にできる。

ハーフヒッチの回数

ただでさえメンドくさいハーフヒッチを、FGノットの場合は数回やらなければならないという面倒さがある。場合によってはPEライン本線へも多くのハーフヒッチを入れるため、これだけでもかなりの時間を必要となる。

一方のFFノットについては、ハーフヒッチは実質上ゼロ。

エンドノット

FGノットでおこなうエンドノットは、2回通しの人がいたり4回通しの人がいたりで様々だが、いずれにしてもPEラインの端線を使っておこなうので、やはりどうしてもやりづらい。

一方のFFノットは、リーダーの端線で8の字の結び目を作ってしまうので、現場では断然やりやすい。

要するに、仮止めからエンドノットまでの工程を、PEラインでおこなうか、リーダーでおこなうかの違いになるね。

締め込み具合

FGノットの締め込むタイミングは、編んでからのハーフヒッチ仮止め後。

ここで両本線をじーっくり力を込めて、編み込んだPEラインが透明になるまで引っ張らないとすっぽ抜けが生じるので、この作業が大事になるのだが、これがやってみるとラインが手にめり込むので痛い!

しかも、この時に滑らないよう、両ラインを手に巻いて引っ張るわけだが、ここで手に巻いたラインをクロスさせてしまうとクロスした部分に擦れが生じるので、強度が一気に落ちる。

これに関してはラインをクロスさせないよう気をつければ良いだけの話なのだが、意外と現場では焦ってしまうことが多いので、この部分を疎かにしている人も多いと思う。

一方のFFノットだが、こちらはリーダー端線で結び目を作ってすっぽ抜けを防いでいるので、そんなに強い締め込みは必要ない。

いや、厳密に言うとFGノット同様の締め込みは必要なのだが、仮にテキトーに締め込んだとしても、キャストを重ねていくうちに締まってくるので、強度がそれなりに保持できてしまうのだ。

結束後の仕上がり

以上、FGノットとFFノットの工程の違いを示したが、結束後の仕上がりはこの通り↓

FGノット(上)とFFノット(下)

ちょっと見にくいかな・・・

当然、仕上がりはFFノットの方がリーダーで8の字に結んでいるので、その分結び目は大きい。

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まとめ

このように、単純に工程だけ見ればFFノットの方がはるかに簡単なのはお分かりいただけたと思う。

今回は単純な工程比較をしてみたが、次回は両ノットのメリット,デメリットなど、多角的に比較検討していきたいと思います!

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