先日釣ったスズキ。
このスズキを持ち帰って捌いた際、試しにこれを使ってみた・・・
ピチットシート
数年前から、JSY各店でお試し販売しているようで、ちょっと気になってはいたので、買ってみた。
ピチットシートは、コンドームの最大手メーカーであるオカモトのフィルム技術を調理に活用したもの。
他分野へ参入すべく開発されたものであるが、売り上げを伸ばすことができるか?
このピチットシートは、15枚入りで約1,000円。
1枚当たり約68円相当・・・高いのか安いのか、何とも判断しかねる価格設定だ・・・
ピチットシートのしくみ
このピチットシートで魚を包むと、塩を使わずに程よく水分が抜けて、旨みは逃がさないようなのだが・・・ほんまかいな(((゚Д゚;)
これで魚の開きを包んで冷蔵庫へ入れるだけで、一夜干しが簡単にできるというのだが・・・怪しい(((゚Д゚;)(゚Д゚;)
そんなピチットシートの説明動画が、オカモトからリリースされていた。
ピチットの仕組み↑
水っぽさの除去↑
動画では分かりにくいが、一枚取り出すと袋状になっており、中にゼリーみたいのが少々入っている。
なので、適当な大きさにカットして使うことはできず、1枚のままで使うようだ。
ピチットシートの表面は多孔質膜でできており、旨み成分であるアミノ酸のような大きな分子は通さず、水のような小さな分子を通すとのこと。
つまり、「ふるい」と同じ原理。
中のゼリー状のものは、主に水飴成分(多糖質)。
多孔質膜を挟んで、浸透圧の効果で濃度の濃い水飴側へ小さな分子の水分と臭み成分が移動し、大きな分子の旨み成分だけは移動せずに素材に残るという仕組みのようだ・・・なるほどね。
このピチットシートを、実際に試してみた。
どうでしょうかね?
ピチットシートの使い方
ピチットシートの使い方は、いたって簡単。
ピチットシート1枚を取り出し、そのまま魚の身を隙間なく包み込んで、冷蔵庫へ保管・・・刺身の場合は1時間,一夜干しでは24時間程度放置。
今回は刺身にするのに使ってみたが、刺身を包んで1時間後・・・確かに適度に水分が抜かれて、シート内に水が溜まっているのが分かる!
サクからシートを破らないように剥がすと・・・おぉ、確かに臭みが無い!
早速食してみると・・・おぉ、適度に身が締まって旨い!!
料亭で出てくるような刺身みたい!
これは家族内でも高評価!
これまで絶対に刺身を食べようとしなかったりなりなでさえ、美味しく食べてる!
ただでさえ好き嫌いが多いりなりな、生魚を食べさせようとあれこれ試しても絶対に食べようとしなかったが、これは効果あり!
ゆたゆたはもともと刺身好きなので、今まで以上に爆食い!
ピチットシートと昆布締めとの比較
ここで疑問となるのが、ピチットシートと昆布締めとの違い。
ピチットシートは余分な水分と臭み成分を除去する効果があり、うまみ成分は素材にそのまま残す。
一方の昆布締めは、水分は除去するが臭みまでは取り切れず、昆布のうまみを素材に移る。
実際に同じ魚で比較してみると分かるが、ピチットシートは水分と臭みがしっかり除去され、お店で食べる刺身に近い味になる。
それに対して昆布締めは、余分な水分は除去できているものの、臭みまでは除ききれずに昆布のうまみが移るので、昆布の味は際立つ。
どちらを選ぶかは個々の好みに分かれるだろうが、魚の臭みを苦手とする人にはピチットシートで処理した方が良いだろうね。
ピチットシートのまとめ
魚嫌いの子供がいるご家庭に、臭みの強い青魚を処理するのに、ピチットシートは最適。
さらに保存も効くし、シート1枚もそこそこな大きさなので、まとめて処理すれば結構お得かも。
うちの家族の中では「ピチットブーム」到来。いいねぇ!
ピチットの詳細はこちら。
ピチットシート・・・全力でおススメするよ!
コメント
こんにちわ
私もピチットシート愛用しています。
よく考えたもんですよね!!
我が家もおいしく頂いております。
『旨味』が出ますよね!!
kinchan.719さん、こん○○は!
これ、ホントにいいですよね!私気に入っちゃいました!
これまで刺身が食べれなかった子供が美味しく食べれるようになったというのは、製品としては間違いないという証拠だと思います。
我が家では今後、ピチットブームになりそうです!