【ラインローラーメンテナンス】特殊撥水グリスはXプロテクトのみ?コアプロテクトは?

シマノで発売された、ラインローラー向けの特殊撥水グリスであるDG-18

当初はXプロテクト搭載のツインパワーXDのラインローラー部専用のメンテナンスグリスだと認識していたのだが・・・


Xプロテクト採用リールって、ツインパワーXD以外はラインローラー部も特殊工具でないと分解できないんじゃなかったっけ?

ということは、ツインパワーXDのみがこのメンテナンスグリスで自己メンテ可能であって、他のXプロテクト搭載リールでは自己メンテできないんじゃないの???

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そこで今回、シマノに直接問い合わせたところ、下記の回答をいただいた。

このDG-18特殊撥水グリスは、ツインパワーXDを含むXプロテクト及びコアプロテクトをラインローラー部に採用しているリールだけでなく、スピニングリール全般のラインローラー部のみにご使用いただける、撥水性の高いグリスとなっております。

塗布することにより、Xプロテクト及びコアプロテクトの機能がより一層高まるものとなっております。

どうか安心してご使用をお願いします。

ツインパワーXDのみが特殊なラインローラーというわけではない

これまでは、ラインローラー部が分解可能なXプロテクトやコアプロテクト採用リールであるツインパワーXDのラインローラのみが、特殊撥水グリス(DG-18)で自己メンテナンス可能なのかと思っていた。

サイトによっては、ツインパワーXDのラインローラーしか特殊撥水グリスで自己メンテナンスできないと述べているところがあるが、どうもそうではないらしい。

ツインパワーXDのラインローラー部だけが自己メンテナンスできるような特殊な構造というわけではないようだ。

すべてのリールのラインローラー部で使用可能

このシマノからの回答だと、Xプロテクトやコアプロテクト採用リールだけでなく、すべてのリールに特殊撥水グリス(DG-18)を使えるということのようだ。

この特殊撥水グリスですべてのリールのラインローラーが快適になるのであれば、これほど良いことはないよね。

特殊撥水グリスを使用したラインローラー部のメンテナンス方法


動画では、特殊撥水グリスによるラインローラー部のメンテナンス手順が示されている。思った以上に簡単にできそうだ。

ネジが特殊工具(トルクスネジ)を使用しているラインローラー部の分解について

でも、ネジが特殊工具仕様(トルクスネジ)のラインローラー部のリールの場合、基本的にはユーザー側で開けることはできないんじゃなかったっけ?

自分で開けてしまったら、なんかあった時の保証って効かないんじゃなかったっけ?

それについて、シマノ側はどうするんだろ?

その件についても、シマノから、以下の回答をいただいた。

コアプロテクト搭載のラインローラー部の分解に関しまして

ラインローラー部の分解のみでは、製品の改造にあたらず、分解の痕跡を以て、製品の品質維持に問題があったとの判断は致しておりません。

なお、トルクスネジ(ネジ頭が六角の星形のもの)を使用しているラインローラー部を分解する際には、トルクスドライバーをご使用ください。トルクスドライバーは、ホームセンター等でご購入いただけます。

内部部品に関しましては、指先の油脂が付着すると、コアプロテクトの機能に影響いたしますので、素手での取り扱いはせず、手術用保護手袋もしくはピンセット等での取り扱いをお願いいたします。

以上より、別にラインローラー部のネジが特殊工具仕様のもの(コアプロテクト搭載)でも、自らで開けることで今後の補償が効かなくなることはないようだ。

なので、ステラやバンキッシュ,ツインパワー等ユーザーの方は、安心してラインローラーメンテナンスをやっていただいても大丈夫だからね!

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まとめ

以上より、DG-18特殊撥水グリスは、ステラから下位機種までのすべてのシマノリールで使えることが分かった。

すべての機種で、ユーザー自らがラインローラー部をメンテナンスできるようになったことは大きい。

一方のダイワ

マグシールド搭載のラインローラー部の不具合が多発しているようだが、このままマグシールド路線を貫くのか?

はたまた路線変更するのか?

ダイワ自らが「すべてのリールが過去になる」とかなんとか言ってハードルを上げてしまっただけに、路線変更は相当の説明ができない限りは難しいだろうな・・・どうするんだろ?

まぁ、そんなことはともかくとして、まずは今持っているレアニウムCI4+とセフィアBBのラインローラー部にこのグリスを付けてみよう。

シマノのリールではないが・・・すでにラインローラーをBB化したフリームスにも付けてみようかな!

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