今回の経験を振り返った中でのホタルイカパターン考察【GW富山遠征2017】

3日間の富山での釣りは、これで終了。

当初の目的であるクロダイは釣れなかったが、年末年始に釣れなかったメバルがそこそこ釣れたので、釣果としてはまぁ満足。

それよりも、昨年の春休み富山釣行の結果と含めて考えたこと。

もしかしたら、富山のアングラー達はすでに気づいているのかもしれないし、そんなことは微塵も思っていないのかもしれない。

それは・・・

ホタルイカパターン時期のルアーフィッシングでは、別にホタルイカに似せる必要は無いんじゃない?

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ホタルイカに似せる必要はない?


3日目に釣れた魚を持ち帰り、胃の中を確認したところ、すべてホタルイカが入っていた。

一方で、稚アユ等の小魚はまったく入っていなかった。

キジハタ以外すべてのメバルは、トライデント60Sの早巻き(C3000番リールで2回転/秒)。しかも、着水後リール10回転以内。

ホタルイカパターンの時は、ホタルイカが漂うようにゆーっくり誘う?

小魚パターンの時は、ジグヘッドリグやシンキングペンシルで泳がす?

上記の通説に沿って当てはめると、今回の釣果のほとんどは小魚パターンで釣れたことになるのか?

それに反して、胃の中はホタルイカしか入っていなかったんですけど・・・まぁ、「ホタルイカをたらふく食べて飽きたから、小魚を食いに来たんじゃないか」とも考えられなくはないが。

ホタルイカ時期の釣果を載せた他のブログやサイトでも見るのだが、別にイカ型ルアーだけでなく、シンキングペンシルのワンダーや、ホタルイカとまったく似つかないリップの付いたCD7,ビーフリーズなんかでもけっこう釣れるというのは現地でも聞く。

ということは?

ホタルイカパターンだからってホタルイカに似せたルアー,小魚パターンだからって小魚に似せたルアーにする必要性は無いんじゃないのかね?

警戒心が薄く、且つ、活性が高ければ何でもオッケー

要は、そこにベイトが常にあり、それらの存在によってフィッシュイーターの活性が高まっていることが重要なのだと思う。

さらに警戒心が薄れれば、動きや巻き速度がどうであれ、動いているものなら何にでも反応してくるのではないか?


今回の聖地での釣果は、ほとんどがトライデント60Sをキャスト→着水後のリール10回転以内でのヒット。

しかも、先述の通り、早めのリトリーブ速度。あまり遅く巻くと、底を擦って根掛かりしてしまうので。

トライデント60Sは、同サイズのシンキングペンシルと比べて、確実に10メートル以上飛距離が違う。このメリットが結果となって明確に現れたのだろう。

トライデント60Sの過去記事はこちら

とは言え、さらに飛距離を出すためにバイスライダーも入れてみたが、これはさすがに反応が薄かった。

トライデント60Sより沈みが早く、そこそこのリトリーブスピードにしても底近くへ引くことになってしまうので、さすがにそれはフィッシュイーターの捕食テリトリーから外れてしまうのだろう。

メバル釣りの場合、一般的にはレンジ,リトリーブスピード,ルアーアクションにより釣果が大きく振れることはよく言われる。

しかし、警戒心が薄く、且つ、活性が高い状態であれば多少レンジが外れようが、リトリーブスピードが速かろうが、ルアーアクションがどうだろうが、フィッシュイーターは高確率で反応するのではないか?

一番大事なのは、活性の高い魚がいる場所にルアーを届かせること

釣りにはその時々でいろんな状況があるので、一概に一括りでは語れないところはあるのは確か。

しかし、このホタルイカ時期の釣りにおいて最重要項目は、「警戒心が薄く、活性の高い魚がいる場所にルアーを届かせること」なのだろう。

岸際はホタルイカハンターが常にライトを照らし、さらにはアングラーがルアーをバンバン投げている。

そりゃぁフィッシュイーターは軽快して近くには寄らないだろう。

しかし、その領域から外れさえすれば、ホタルイカをはじめとしたエサを捕るためにバリバリやる気になっている。

そんな領域に動くものを入れておけさえすれば、目的のベイトとは動きが多少違おうが、反応するんだろうね。

まぁ、色々述べてみたけど、結局のところは、以下の図式なんでしょう↓

実際のエサ ≠ ルアー

そういう意味では、同サイズのシンキングペンシルではダントツの飛距離を放つトライデント60Sは、相当の武器であることは間違い無いだろう。

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まとめ

ホタルイカが発生する富山のこの時期。

ホタルイカを捕食するフィッシュイーター達にとって、1年で最大の飽食シーズンであることは間違いない。

フィッシュイーターたちを夢中にさせるこの魅力というのは、イワシパターンにも似ているように思える。

イワシパターンの時も、たいていのルアーを使っても釣れるという印象があるが、それに極めて近いと思う。

さすがにバイスライダーでは厳しかったが、トライデント60Sよりも飛距離が出せ、浮き上がりが早いルアーとなると・・・おぉ、アレがあるな!来年はアレを試してみよう!(アレは来年までの秘密^^)

これでもうすでに、来年の今頃の楽しみができた。

オレの仮説は合っているのか?

検証は来年のお楽しみ!

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